「誰も見たことないような、クライミングイベントを日本でやりたい」と自らイベントを企画した野中選手。「私がプロデュースしてるからには、私が勝たなきゃいけないと思う(笑)」と冗談を交えて、会場を笑い声で包む。
Rock Queensには海外選手として、キム・ジャイン(韓国)、メリッサ・レ・ヌーブ(フランス)、メーガン・マスカレナス(米国)、スターシャ・ゲージョ(セルビア)が招かれた。さらに2015年IFSCクライミング・ワールドカップ年間1位で、野中とともに国内外のボルダリング界で注目される野口啓代も参加。
野中、招待女性クライマー5名に加え、83名が参加した一般予選を勝ち抜いた2名の計8選手による決勝は、4つの課題で実施された。約300名の観客(すべて女性)が見守るなか、課題をこなしていく選手たち。だが、用意されたものは何度も高く、世界レベルのクライマーといえども、簡単に攻略できるものではない。観客たちは手に汗を握りつつ、課題に挑む選手に熱い眼差しを送った。
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Rock Queensに用意された課題は難しいものばかり
各選手が見せ場を作ったが、最終第4課題の野中は圧巻だった。他選手が苦戦した一手目を一発でクリアすると、迷うことなくトップに上り詰めた。その瞬間、自身の優勝も決めた。
野中生萌選手(@rrrff2RATFINK )がプロデュースしたボルダリング大会 #RockQueens が開催!野中選手、自分で優勝しちゃいましたカッコいい!#ボルダリング #レッドブル pic.twitter.com/wYqLtMDV0n
— CYCLE-やわらかスポーツ (@cyclestyle_net) 2016年12月17日
「大会をプロデュースするのも初めてでしたし、そこで自分が優勝しなきゃいけないじゃないけですけど、初めて感じる(通常の大会とは)違ったプレッシャーがあって、素直に嬉しいです」とイベント後に語った野中。
「正直、自分でも一手目から止まる感覚があまりなくて。とりあえず体をそっちの方に動かそうと思って、動いてました。なので止まったときは『やった!』というよりも、ビックリしました」
ボルダリングは2020年東京五輪では「スポーツクライミング」として競技に正式採用され、今後ますます注目を浴びる競技になる。子どもから楽しめる競技だけに野中は、「またこういったイベントができるように頑張りたい。そのときは参加してください!」と会場に呼びかけていた。
■Rock Queens 結果
1位:野中生萌
2位:野口啓代
3位:メリッサ・レ・ヌーブ(フランス)
4位:スターシャ・ゲージョ(セルビア)
5位:伊藤ふたば(予選アンダー18 オープン1位通過)
6位:メーガン・マスカレナス(アメリカ)
7位:望月香菜子(予選オーバー19 オープン1位通過)
8位:キム・ジャイン(韓国)