東京都社会人サッカーリーグ3部に所属するTOKYO CITY F.C.は、トレーニングにトラッキングシステム「オプティムアイ S5」を試験的に導入した。
オプティムアイ S5は、プレミアリーグの王者レスター・シティやブンデスリーガのボルシア・ドルトムントなどでも使用されている、アスリートモニタリング用デバイスだ。選手のポジションや負荷状況をリアルタイムで計測でき、パフォーマンス向上やケガ予防に使用されている。
TOKYO CITY F.C.は今回の試みにより、クラブコンセプトである“PLAY new FOOTBALL”の一環として、新しいテクノロジーを活用したフットボール体験を選手に提供し、個人のフィジカル面における特徴や課題を洗い出すことに成功した。
試合結果に試験導入結果が現れ、8試合を戦い6勝2分の成績を残している。オプティムアイ S5の導入は日本の都道府県リーグに所属するクラブとしては初の試みだ。
今シーズンのチーム得点王・内海光は、「データを分析した結果を見て、納得というか当然の結果だなと思った」とコメント。
自身について「ボールにたくさん触れてリズムを作るタイプではなく、一瞬のスピードとタイミングでゴールを狙うことを意識してるタイプ」と語ると、「今回の結果を受けて、数値として『走ってない』と言われると心が痛いのでもう少し走りたい」と意気込みを述べた。
なお、TOKYO CITY F.C.公式サイトでは、今回得られたデータを元にした選手紹介を公開している。
《美坂柚木》
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