マンチェスター・シティとマンチェスター・ユナイテッドが7月25日、インターナショナル・チャンピオンズカップ（ICC）で対戦する。イングランドのライバルチーム同士というだけでなく、今回は監督対決にも注目が集まっている。
今季からシティを率いるのはジョゼップ・グアルディオラ監督。これまでバルセロナやバイエルン・ミュンヘンを率い、革新的なサッカー哲学で常に世界のサッカー界をリードしてきた名将だ。
対するユナイテッドも新任のジョゼ・モウリーニョ監督が指揮をとる。これまでポルトガル、イングランド、イタリア、スペインを渡り歩き、必ずタイトルを獲得してきた。昨季途中にチェルシーの監督を解任されたが、半年でイングランド再上陸を果たした。
ふたりは同時期にバルセロナとレアル・マドリードの監督としてライバル対決を繰り広げたほか、2013年のUEFAスーパーカップではグアルディオラ監督率いるバイエルンとモウリーニョ監督率いるチェルシーが対戦、試合はPK戦の末にバイエルンが勝利している。
スペイン時代から敵対関係にあったと言われる両雄の再会を前に、報道陣からは「ピッチで会ったら握手しますか」との質問が投げかけられた。
グアルディオラ監督は「もちろんさ。我々は礼儀正しいんだ」と答えている。
「どうしてモウリーニョと握手しないんだ？握手をしない理由などないよ。彼は勝ちたいし私も勝ちたい。それだけさ」
同じ質問をされたモウリーニョ監督は、「そんな質問を彼にすることも私にすることも理解に苦しむね」と皮肉っぽい表情を浮かべながら答えている。
「我々はスペインで3年間ともに働いた仲だ。別のクラブで敵同士になったこともあるが我々はプロであり、普通の関係を保っている。だから握手するさ。そんな質問をする理由が分からないね」
《岩藤健》
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