東京・銀座の広島ブランドショップTAUで12月14日、プロ野球・広島カープの大瀬良大地投手のトークショーが開催された。会場には890通を越える応募者の中から選ばれた60名のカープファンで埋め尽くされた。
トークショーは大瀬良投手のほか、放送作家の桝本壮志さんを招いて行われた。私服で登場した大瀬良投手。今シーズンを振り返って漢字一文字で「変」と表現した。
「先発から中継ぎに変わったり、去年まで経験できなかった気持ちの変化を知った」という。また、チームメートの前田健太投手がメジャーリーグに挑戦することで、「シーズンが終わってマエケンさんがアメリカに行ってしまうかもしれない。（自分の）立場も変わるかもしれないのでこの漢字を選んだ」と続けた。
大瀬良投手は「困ったことがあったら何でもマエケンさんに頼っていた」と話す。来シーズンはプレッシャーをより感じる立場になる。「寂しさもあるけど、来年からはぼくが引っ張っていけるように」とチームの柱としてマウンドに立つ意気込みを見せた。
会場には下は3歳から上は73歳までのカープファンが詰めかけた。ファンからの「お母さんはどんな人？」という質問に大瀬良投手は、「父がすごく厳しかったので、母がフォローに入ってくれる。ぼくがやりたいことは基本的になんでもやりなさいと言ってくれる母」と返した。
トークショーのほか、写真で振り返る名シーンなども用意され、ファンは大瀬良投手との時間を楽しんだ。
《五味渕秀行》
page top
