昨年のツール・ド・東北は、最長コース220kmを走る気仙沼フォンドに参加するライダーしか気仙沼市を訪れることができなかったが、2015年は気仙沼ワンウェイフォンドを設けることで、より多くの人が気仙沼を訪れることができるようになった。
石巻市に加え気仙沼市をスタート地点とすることにより、大会当日だけでなく前日の滞在も含めて被災地の現状をより広く深く知り、地元の魅力を味わってもらうことを目的としている。
気仙沼市からフェリーに乗った先に気仙沼大島がある。大会を主催するヤフーは8月に試走会を行った際に、気仙沼大島に宿を取った。フェリーは自転車や車も輸送可能のため、気仙沼大島にある宿泊施設は大会に参加するライダーの受け入れ先にもなっているからだ。
気仙沼大島の北側には海抜235mの亀山があり、頂上からは美しい気仙沼湾の様子が一望できる。その一方で、震災当時の火事により黒く焦げた岩や、灰のようになってしまった切り株など、震災の影響も深く感じ取ることができる場所でもある。
毎年、ツール・ド・東北に参加するライダーたちは多くの思い出を持ち帰る。気仙沼ワンウェイフォンドによって、新しい思い出を持ち帰るライダーもいることだろう。初めて参加する人、毎年参加してる人、それぞれが楽しみに待ったツール・ド・東北2015がいよいよ開催日を迎える。
かっぱえびせんに群がるカモメたち pic.twitter.com/TFkwbIFU5X
CYCLE編集部 オビナタ (@cyclecycle) 2015, 8月 3
ちなみに気仙沼大島に渡るフェリーに乗ると、多くのカモメたちが移動するフェリーと並んで跳び、えびせんなどを投げ与えるとカモメが近くに寄ってくる。来年以降の大会、もしくは観光で気仙沼市に訪れたときには、気仙沼大島まで足を運んでみてはいかが?
気仙沼大島 亀山より pic.twitter.com/aDSzXLZFrS
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気仙沼大島、亀山より pic.twitter.com/EPNoa0qgM1
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