幻冬舎は、2015年8月24日発売の月刊「ゲーテ」10月号にて、本田圭佑選手に単独インタビューを行った。
本田圭佑選手は、日本代表の現役サッカー選手でありながら、2007年に自身が立ち上げた会社のオーナーでもある。練習や試合の合間を縫って、アスリートのマネジメントを行うほか、3つ目となるジュニアユースチームと初のユースチームを新設した。また、先日、オーストリア3部リーグのSVホルンのオーナーになったことも大きな話題になった。
本田選手は現役中に、現地での実績も日本での知名度も低いチームの買収をしたことについて、歴史上の偉大な人物はだいたい逆張りをしていると言い、「みんなヒーローを目指すなら、敢えて悪になるなど、逆を行く。逆張りする人間が、5年後、10年後にパンッとはじけるんだと思います」と、買収の理由を語っている。
力を入れている子供たちへの指導では、「僕が子供たちに教えたいのは、夢に到達するためのプロセスや考え方」とコメント。「夢を実現させる共通点」を聞かれ、「ひとつ挙げろと言われれば、迷いなくパッション」と迷いながらも慎重に答えを出した。
「素晴らしい選手はみんなパッションがある。進んでいく過程には当然壁がありますし、やめようと思えばいつだってやめられる。それを乗り越えるのはパッションでしかないんです」と、世界で経験したことを分析する一面ものぞかせた。
本田選手は月刊「ゲーテ」10月号でこの他にも、イタリアの家での生活ぶりや、現役選手が指導者として教えるワケ、少年時代の転機などを語っている。価格は800円(税込)。
《美坂柚木》
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