【陸上】スティーブ・プリフォンテーンを記念した「プリ・クラシック」レポート ナイキ | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【陸上】スティーブ・プリフォンテーンを記念した「プリ・クラシック」レポート ナイキ

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【陸上】スティーブ・プリフォンテーンを記念した「プリ・クラシック」レポート ナイキ
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今年も、アメリカ陸上界のアイコンであるスティーブ・プリフォンテーンを記念して「プリ・クラシック」が開催された。盛り上がりを見せたトラックタウンUSAの様子がナイキから届いている。

スティーブ・プリフォンテーン(プリ)が走った最後のレースは、1975年5月29日。その40年後、彼を記念して大会が開かれるようになった。雲ひとつないオレゴンの週末の日差しのもと、陸上のレジェンド、スティーブ・プリフォンテーンを忍んで例年のように世界最高の選手たちが集まり、40回目のプリ・クラシックが行われた。

金曜日、ゲーレン・ラップは夜間照明のもと、5000mを13.12.36で走った。今年の世界最高記録となるエチオピアのヨミフ・ケジェルチャの13.10.54の2秒後に、今年最初のレースを3位で終えたことを喜び、彼は「記録と成績には満足しています」と、レース後に語っている。

モー・ファラーは、2011年8月28日以来続いている1万mでの無敗記録を守った。24周まで混戦が続き、最後の400mに勝負がもつれ込んだが、モーは56.4秒という圧倒的な速さと独特のキックで最後の直線を駆け抜けた。レース後、モーは、「もっと早く走れたかもしれない」とコメント。オレゴンプロジェクトのファラーとラップのチームメートであるカム・レヴィンズは、カナダの10,000m記録を15秒も上回る27.07.51で、4位でゴールした。

土曜日には、タイソン・ゲイが100mを9.88秒と、今年3番目に速い記録で優勝した。しかしこの週末、誰よりも大きな喜びをかみしめたのは。9.99秒で3位という記録を残した中国の蘇炳添(Su Bingtian)だった。アジア出身で初めて100mで10秒を切る選手となると、スタンドの熱狂に身振りで応じる様子をみせた。

この日のユージーンでは、多くの自己記録も作られた。ジャスティン・ガトリンは200mでの優勝を果たし、自己ベストタイの19.68を記録。NBCに、今年の夏に北京で行われる世界大会や、来夏のリオのオリンピックで世界最速のウサイン・ボルトと対決する可能性について聞かれ、「混戦になるだろう」と答えている。

白昼の戦いとなった女子5000mでは、ゲンゼベ・ディババが14.19.76で優勝。イングリッシュ・ガーデナーは、母校のグランドでの100m Bファイナルで10.84のパーソナルベストを記録した。現オリンピックチャンピオンのシェリー=アン・フレーザー=プライスも、国際女子100m種目の優勝で、シーズン初めに見せた不調を振り払った。2013年以来の最高記録となる10.81でフィニッシュし、女王としての威厳を見せつけている。

アリソン・フェリックスは、400mの最後の100mでサンヤ・リチャーズ=ロスを振り切り、2011年の世界大会で銀メダルを取った時以来の好成績となる50.05で優勝。フランスの棒高跳び選手、ルノー・ラビレニは、屋外自己ベストとダイアモンドリーグ記録となる6.05mを飛んだ。さらに、自分が持つ世界記録でインドアのベスト記録である6.16mに挑んだものの、3度の挑戦は失敗に終わった。

男子400mで現世界チャンピオンのラショーン・メリットは、2012年のオリンピックチャンピオンのキラニ・ジェームズと対決し、3レーンと4レーンの隣り合わせで最初の300mを並走。しかし、メリットとは9-5の戦績のジェームズが余力を見せて加速し、43.95でフィニッシュした。

ダイアモンドリーグサーキットの中でも、ずば抜けたパフォーマンスを見せているコロンビアのカテリン・イバルグエンは、三段跳びで、僅差でエカテリーナ・コネワを凌ぎ、ダイアモンドリーグ24戦連勝を決めた。
《美坂柚木》

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