【将棋】電王戦FINALで驚きの幕切れ、阿久津主税八段が勝利 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【将棋】電王戦FINALで驚きの幕切れ、阿久津主税八段が勝利

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【将棋】電王戦FINALで驚きの幕切れ、阿久津主税八段が勝利
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第3回電王戦FINAL第5局、阿久津主税八段が将棋ソフトAWAKEに勝利した。

日本将棋会館で行われた電王戦第5局。今回は5人のプロ棋士と5つの将棋ソフトで対局が行われる団体戦の形式。棋士側2勝、将棋ソフト側2勝で五分で迎え、団体戦の決着がつく注目の一戦となった。

対局は、ニコニコ生放送での大判解説の藤井九段や森内九段の両解説陣も出演、2手3手進むと藤井九段は得意の戦型が現れ、藤井九段は「今から俺があそこに行ってかわろうか?」などと冗談をいう場面もあり、解説の会場は大いに盛り上がった。

対局は進み、20手後手AWAKE△2八角、先手阿久津八段▲1六香車となった局面で開発者巨勢氏は投了を記録者に申し出る。ニコニコ生放送でのユーザーから驚くコメントの弾幕が流れ、解説陣聞き手も驚き、現地立会人も驚いた。21手目の最短投了という驚きの幕切れとなった。

急遽、永瀬六段が開発者側、阿久津八段が棋士側に座り、AWAKEとの対局19手目から、「2八角を打たないとどうなるのか?」というif対局のエキシビジョンマッチが行われた。if対局とはいえ両棋士の指す棋譜は、タイトル戦さながらのものになった。

ユーザーが中継を録画して抜粋した動画がこちら

実はこれはアマチュア棋士が「電王戦AWAKEに勝てたら100万円」という企画で用いた戦法であり、その戦法を用いたアマチュア棋士は勝利している。その動画がこちら。


記者会見で阿久津主税八段は「早い投了で、形勢がよくなる局面になった。とりあえずはほっとしている。いちばん勝てる形にもっていこうとしたらこの形になった」とした。

AWKE開発者巨瀬亮一氏は「かなりの確率で2八角とうつのはわかっていたので、この局面になると投了するというのは決めていた」という。

観戦している周囲の解説陣、記者、そしてニコニコ生放送で中継を見ているユーザーの誰もが予想できない早い終局となった。団体戦の結果は棋士側3勝、将棋ソフト側2勝で棋士側の勝利となった。
《上水流晋》

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