スペイン1部リーグ・バルセロナの下部組織でプレーしていた久保建英が、同クラブを退団し日本に戻ることになったと、複数のスペインメディアが報じている。
久保は現在13歳。3年ほど前からバルセロナの下部組織でプレーを続け、その才能は関係者にも高く評価されていた。しかしバルセロナは未成年の移籍に関する取り決めに抵触し、ルールに反した方法で移籍させたとされる選手の中に久保の名前もあった。
久保は公式戦に出られない時期が1年以上続いており、今後も18歳になるまでバルセロナではプレーできない。サッカー選手として伸び盛りの時期に実戦を経験できないのは、いかにバルセロナが優秀な育成スタッフをそろえているとしても成長の妨げになるのではと危惧されていた。
現地の報道によると久保はすでにチームメイトに別れを告げており、来週にも帰国する予定。
日本のメッシと期待された久保。本人の実力とは関係ない部分で無念の帰国に「バルセロナの久保くんかわいそうね」「バルサに夢を見てスペインに渡り、大人の事情で夢が破れて日本に戻る事になってしまった」「今後この久保くんがどうなるのか…名前覚えとこう 」「将来有望な選手だから可能性を最大限探ってあげてほしい」「バルセロナのスター選手になって欲しかったのになぁ」など、サッカーファンからも惜しむ声が聞かれる。
久保の今後はまだ明かされていないが、年明けにはイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティとアーセナルが興味を示していると報じられたことがあり、プレミアの強豪クラブへ移る可能性も含め目が離せない。
《岩藤健》
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