ラスベガスで開催されているCES15。会期は9日までとなっているが、移動を助ける新しいデバイスが数多く出品された。
「Rollkers」もそのひとつ。一見すると、懐かしのローラースケートのようにみえるがこのデバイス、歩く人の速度にあわせて出力するという移動補助装置だ。
自転車にも電動アシスト機能があるが、そもそも乗車する人間がどのような速度でを出すかは、その人によるところが大きい。自転車という大きな機材でも、アシスト機能には複数のセンサーを搭載し、微細な制御が行なわれているのは周知だ。
そうした発想を歩行にも応用しているのが「Rollkers」。人間の出力に寄り添う形で、デバイスが出力するというスタンスをとっているところが、電動アシスト自転車とは少しおもむきが異なる点。
ゆっくり歩く人には、ゆっくりとアシストし、早く歩く人にはそのスピードに合わせたアシストがある。
センサーと情報処理を行なう関連モジュールの小型化は日進月歩。近くない未来に必要な場所でこうした歩行補助装置が登場していくことになりそうだ。
《編集部》
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