【MLB】レッドソックス来季の保有者名簿に田澤、地元紙は年俸200万ドルと予想 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】レッドソックス来季の保有者名簿に田澤、地元紙は年俸200万ドルと予想

スポーツ 選手
田澤純一 参考画像(2014年9月20日)(c)Getty Images
  • 田澤純一 参考画像(2014年9月20日)(c)Getty Images
  • 田澤純一 参考画像(2014年9月18日)(c)Getty Images
  • 田澤純一 参考画像(2014年9月18日)(c)Getty Images
現地12月2日、メジャーリーグは選手に対し来季も契約を結ぶ意思があるかを示す期限を迎えた。レッドソックスは田澤純一投手に来季のオファーを出したと発表した。

具体的な条件や内容は公表されていないが、地元紙ボストン・グローブなど複数の米国メディアは、過去3シーズンで最も重要なリリーフ投手、2015年の年俸は200万ドルになるのではと報じている。


田澤純一 参考画像(2014年9月18日)(c)Getty Images

田澤は中継ぎの柱としてワールドチャンピオンに貢献した昨年、年俸81万5000ドルから46万ドルアップの、127万5000ドルで契約していた。まだメジャー定着から2年目ということもあり、やや大人しめにも感じる上げ幅だった。

今年レッドソックスは昨年の歓喜から一転、地区最下位に終わった。チームは低迷を続けたが、田澤は与えられた役割をこなし、71試合に投げ4勝3敗16ホールドの成績。安定したプレーでチームに貢献することで。田澤の評価は確実に上がった。

田澤はNPBドラフト上位指名が確実と見られていた2008年、日本のプロ野球を経ず直接メジャーへ挑戦すること表明し、日米球界を巻き込む騒動に発展した。

以前からプロ野球を経ず渡米する日本人選手はいたが、田澤のようにドラフトで競合が確実視される選手のメジャー挑戦は初めての事態だった。

アメリカに渡った田澤は、実力で自分の居場所を作り上げた。このままいけば2016年にFA権を取得するのは確実で、さらなる大幅な年俸アップは間違いない。

田澤の契約延長には「田澤は必要な選手。もっと上げてもいいのでは?」といった声や、「もし日本のプロ野球から行ってれば、先発できて年俸ももっと上がったのでは?」などの意見がある。


田澤純一 参考画像(2014年9月18日)(c)Getty Images

メジャーでも中継ぎ投手は先発ほど年俸が上がらない。確かに日本で実績を作り、満を持してアメリカへ渡ったほうが、生涯年俸は高かった可能性もある。ただ田澤が日本でのプロを選択していれば、未だ海外FA権は取得できず、球団がポスティングを認めたかも分からない。

海外FA権取得には最短でも9年間必要だ。社会人からプロ入りした田澤は30歳を超えている。

スポーツ選手として大事な20代の過ごし方。難しい決断だったが、田澤は見事にアメリカンドリームを掴もうとしている。
《岩藤健》

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