かねてより様々な理由から開催を危ぶまれていた野球のアジアシリーズだが、10月7日、中止が正式に発表された。
今年はNPBがMLBとの日米野球を8年ぶりに復活させることや、韓国が仁川アジア大会に選手を派遣するため変則日程を組んでいたこと、日台共催となるはずが資金難により台湾の撤退が9月に報道されたことなど、事情を知るファンには中止も織り込み済みのことだった。
「野球のアジアシリーズってそんなにおもしろくない」
「日米野球を毎年やった方がいい」
「今年は日米野球があるので別にいい」
「もともと「必要か?」って思ってた」
「全く問題ない」
スポンサーが撤退してからアジアシリーズは日本で開催されなくなり、主に台湾を舞台に争われてきた。日本のチームは主力を休ませ若手中心で臨み、地上波での試合放送もないため存在意義を疑問視する声があったのも事実だ。
しかし2013年からは野球を世界に広めるため、WBC以外にも国際大会を設けようとヨーロッパチャンピオンも招き、新たな方向性を模索してきた。
2015年以降は未定だが、国際化の試みが1回で潰えるとしたら残念だ。
《岩藤健》
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