イタリアのクラシックレース、ジロ・ディ・ロンバルディア(イル・ロンバルディア)が10月5日にベルガモ~コモ間の260kmで開催され、ガーミン・シャープのダニエル・マーティンが優勝した。
同大会は100年以上の歴史を持ち、5大クラシック「モニュメント」のひとつに数えられる伝統あるレース。北イタリアのアップダウンのあるコースが舞台で、世界トップクラスの選手が多数出場した。
レース序盤はセルジオ・パウリーニョ(ティンコフ・サクソ)ら11人の逃げが形成され、最大6分以上のタイム差を築く。後半に入ると、メイン集団から追走の選手たちが逃げ集団に追いつくが、最後まで生き残ったベン・ヘルマンス(BMCレーシング)、ピーター・ウェーニング(オリカ・グリーンエッジ)の2人も残り4kmで吸収される。
その直後、集団はベルガモの旧市街に至る上りに立ち向かい、ティム・ウェレンス(ロット・ベリソル)らのアタックで人数が9人まで絞られる。
勝負はこの9人によるスプリント争いで決着するかに見えたが、残り1kmを切ったところでマーティンがアタック。お見合いするライバルたちを出し抜いて、このレース初優勝を飾った。
集団は1秒差でゴールし、2位は2年連続でアレハンドロ・バルベルデ(モビスター)、3位は2013年世界王者ルイ・コスタ(ランプレ・メリダ)が入った。バルバルデはこの結果、UCIワールドツアー個人ランキング首位に返り咲いた。
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