世界選手権ロードは9月27日に女子エリートが行われ、ポリン・フェランプレボ(フランス)がゴールスプリント争いを制して新世界女王に輝いた。
18.2kmx7周=127.4kmのレースは、最終周にスリリングなバトルが勃発。最後の上りでマリアンヌ・フォス(オランダ)、エマ・ヨハンソン(スウェーデン)、エリサ・ロンゴボルギーニ(イタリア)、エベリン・スティーブンス(米国)ら優勝候補4人が強力なアタックを見せる。
しかし、4人は協調体制がとれずに、残り1kmで追走集団につかまってしまう。最後はフェランプレボが好位置から完璧なスプリントを見せて、優勝。2位はリサ・ブレナー(ドイツ)、3位はヨハンソンが続いた。
22歳のフェランプレボはマウンテンバイクワールドカップ、シクロクロスでも活躍する多才な選手。レース序盤の集団落車や終盤のにわか雨も無事に切り抜け世界チャンピオンが着用するアルカンシエルをつかんだ。
ゴール直後は自らの勝利を確信できていなかったフェランプレボは「私は上りでは強くなかったけど、残り1kmで復帰してスプリントしました。最初は自分が勝ったのがわからなかったけど、今わかってすばらしい気分です。チームは過去最高で、レース中ずっと私を先頭集団に留める準備ができていました。チームメイトに感謝したいです」と喜びを表した。
フェランプレボは、ラボ・リブチームの一員として出場した9月21日のチームタイムトライアルでは落車に巻き込まれており、「1位になれるとは予想していませんでした。日曜日にクラッシュして、今週は調子が悪かった。(今日のレースは)先頭についていきたいと思っていたし、トップ10を予想していました。だから、すごくうれしいです」と予想外の勝利に感無量の様子だった。
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