アップルは、現地時間9日(日本時間10日)に米カリフォルニア・クパチーノにおいて、腕時計型の端末「Apple Watch」を発表した。
Apple Watchは、iPhoneやiPadといったiOS 8を搭載可能な製品と連携する。iOS端末で受信したメッセージやメール、カレンダー、天気、地図といった情報を表示できる。本体との通信についてはWi-Fiを用いる。
前面にサファイアクリスタルでラミネートされたタッチスクリーンを搭載する他、側面にある竜頭状の「デジタルクロウ」などを用いての操作を採用している。デジタルクロウは、赤外線を利用した高精度のダイヤルとなっており、地図のスクロールなどに利用することができる“デジタル竜頭”だ。押すとホーム画面に戻ることができるなど、操作性を重視したという。
本体にはジャイロセンサーや加速度センサーのほか、心拍センサーも搭載。健康管理用のアプリがインストールされる。
マイクやスピーカーを内蔵し、iPhoneのSiriによる音声アシスタントをApple Watchから利用可能。マイクを用いた音声入力が行え、メッセージに返信できる。また、指で絵を書いて送信するといったことも行えるようになっている。
ラインアップは標準モデルとなる「Apple Watch」のほか、60%強い外装を持つ「Apple Watch SPORT」、金属質の外装を持つ「Apple Watch EDITION」の3種類となる。それぞれ、標準サイズのモデルと、小型のモデルが用意される。また、ベルト部分が交換可能となっている。
価格349米ドル、発売時期は2015年春。
Apple Watch発表……iOS 8デバイスと連携、349ドル
《外村克也@RBBTODAY》