大都市開催のマラソン大会と言えば、東京マラソンや大阪マラソンもあるがやはりパリマラソンだ。主要観光名所を通過するマラソンコースは、パリの伝統と文化を堪能しながら42.195kmを駆け抜ける。
フランス語では「マラトン・ド・パリ」。年に一度、シャンゼリゼをはじめ、世界遺産に登録されているセーヌ河岸がランナーのために開放されたマラソンコースになる。2015年4月12日で38回目となるこの大会は約3万5000人のランナーが参加する、世界最大級の市民マラソンだ。
シャンゼリゼをスタートして、世界の高級ブティックが軒を連ねるリボリ通りを走り、ルーブル美術館の脇を通ってパリ市庁舎を通過。その後バスティーユ広場を経てパリの東端にあるバンセンヌの森を周回する。それからはひたすらセーヌ川沿いに西に進み、エッフェル塔を横目に見てパリの西端、ブローニュの森に入る。森から抜けたところにあるフォッシュ通りでフィニッシュ。
《山口和幸》
page top