日本チームのエースとして世界選手権ロードに挑んだ新城幸也が、落車リタイアという結果に終わった世界選手権を最後に2012年シーズンを終えることになった。「チームメートや応援してくれた日本のファンにもうしわけない」とだけ語った新城は、その後のフランスでのレースを落車の怪我の影響があること、肉体的にも精神的にも集中して走れる状態ではないと判断し、シーズンを終えることになった。
「今シーズンは序盤の4月に左手首を骨折したことで、走れない時期の焦りや、苦しさを味わった。でもそれ以上に、元気に走れる喜び、そしてみなさんの支えの大きさを改めて感じることができた」という。
「だからこそ、ツール・ド・フランスでの表彰台、そして初めてのオリンピック、ツール・ド・リムザンでの悲願の総合優勝と、今シーズンを精一杯走りぬくことができた。本当にありがとうございました」と今シーズンを振り返る。
2013年シーズンは、多くのチームからオファーが殺到したが、新城自身が慎重に考えた結果、一番多くのチャンスが与えられるのは現チームしかないと判断し、ヨーロッパカーと1年間の契約延長を行った。
「2月のツール・ド・ランカウイがまずはじめのレース予定。5月のジロ・デ・イタリア、そしてツール・ド・フランスと2つのグランツールでの区間優勝を最大の目標に掲げて、それを達成すべく頑張ります。来シーズンも変わらぬ応援をよろしくお願いします」（飯島美和）
《編集部》
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