カベンディッシュをマークした新城は五輪不完全燃焼 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

カベンディッシュをマークした新城は五輪不完全燃焼

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 沖縄県石垣島出身として初のオリンピック代表となった新城幸也(27=ヨーロッパカー)がロンドン五輪男子ロードレースで48位という成績を残して、7月30日にフランスに戻った。金メダル確実と言われていた地元英国の世界チャンピオン、マーク・カベンディッシュの動き
  •  沖縄県石垣島出身として初のオリンピック代表となった新城幸也(27=ヨーロッパカー)がロンドン五輪男子ロードレースで48位という成績を残して、7月30日にフランスに戻った。金メダル確実と言われていた地元英国の世界チャンピオン、マーク・カベンディッシュの動き
 沖縄県石垣島出身として初のオリンピック代表となった新城幸也(27=ヨーロッパカー)がロンドン五輪男子ロードレースで48位という成績を残して、7月30日にフランスに戻った。金メダル確実と言われていた地元英国の世界チャンピオン、マーク・カベンディッシュの動きをマークし、最後のゴールスプリントに備えていた新城だったが、「たくさんの応援に結果で応えられずにごめんなさい。自分自身、今回のレースはなにもできなかったので、悔しいという思いもありません」と語った。

 新城にとってのオリンピックはレースの展開上、力を発揮することができずに不完全燃焼となった。ロードレースに「絶対」という言葉はないことを実感し、4年に一度、この1日のためにすべて完璧に調整できたとしても、レースの展開によって、大きく流れが変わることを知った。
「だからこそ、ロードレースは自分たちにとってもメダルの可能性があったはず」
 まだ、4年後のことは考えられないと語る。

 初めて選手村などで過ごした感想も語っている。
「競技に関係なく、日本選手同士であいさつがかわされ、同じ日本代表のジャージを着て、同じ場所で食事をしていると、今まで知らなかった競技の選手たちとも日本代表という同じチームなんだという連帯感がわいてきた。日本選手頑張れっていう思いが強くなりました。チームメイトを応援する感覚です。これがオリンピックなんですね」

 8月1日にはフランス中央部のリモージュで、ツール・ド・フランスで活躍した選手たちを集めて行われる興行レース、プロクリテに参加する。14日から17日はツール・ド・リムザン、19日にはシャトールークラシックを走る予定だ。(飯島美和)
《編集部》

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