GPバンブルヘが7月28日にベルギーの東フランドル地方で行われ、ユーラシアの竹之内悠が優勝した。参加170選手超のレースは長く伸びた集団からアタックが繰り返されるが、どれも決定的な逃げとはならず。集団が絞り込まれる中、最終周回に中山卓士を含む20選手が先行し、竹之内を含む約20人が残り5kmで吸収。約40人の集団から残り1kmで竹之内が飛び出し、最後まで逃げ切った。
竹之内はMTBとシクロクロスのキャリアは長いが、ロードレースに本格的に参戦したのは現チームに所属した2009年から。その後着実に成長し、3年目で初優勝を飾った。
「最終周回の残り500mはクランク状のコーナーが連なり、ゴールスプリントに備えて集団の前方で待機するつもりだったが、身体が勝手に動いた。コーナリングには絶対の自信があったので逃げ切れてよかった」と竹之内。
レースを終えてからチームの車に戻るまでの間に、周囲の選手や関係者からの視線や態度がこれまでと大きく変わっていたという。
「ようやく認められた気がします。2勝目を目指してこれからも頑張ります」
《編集部》
page top