第99回ツール・ド・フランスがいよいよ6月30日にベルギーのリエージュで開幕する。コースはS字を描くようにフランスを巡る。大会9日目にスイスを訪問。中盤にアルプス山脈、終盤にピレネー山脈が待ち構えるが、ピレネーのほうが過酷なコース設定となる。プロローグと20ステージ。総距離およそ3,500km。
昨年の大会で南半球に初めてマイヨジョーヌをもたらしたカデル・エバンス（35＝オーストラリア、ＢＭＣ）が連覇をねらう。最大のライバルはブラッドリー・ウィギンス（32＝英国、スカイ）。ビンチェンツォ・ニーバリ（27＝イタリア、リクイガス・キャノンデール）はジロ・デ・イタリアをパスしてツールに乗り込んできた。昨年2位のアンディ・シュレック（27＝ルクセンブルク）がケガにより欠場を余儀なくされたラジオシャックは、兄フランク（32）をエースに起用した。
新城幸也（27＝ヨーロッパカー）は2年ぶり3度目の出場となるが、日本勢初のステージ優勝をねらって積極的な走りを見せてくれそうだ。
《編集部》
page top
