自転車利用者の多くが依然道路交通法を理解せず | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

自転車利用者の多くが依然道路交通法を理解せず

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「自転車は車道の左側を通行するもので、右側を走るのは道路交通法違反」。自転車利用者数は増加の一方でありながら、上記のような道路交通法の基本的ルールを知らない人が多数いる。自転車の大手メーカー、スペシャライズド・ジャパンが7月30日から8月3日の期間、「ス
  • 「自転車は車道の左側を通行するもので、右側を走るのは道路交通法違反」。自転車利用者数は増加の一方でありながら、上記のような道路交通法の基本的ルールを知らない人が多数いる。自転車の大手メーカー、スペシャライズド・ジャパンが7月30日から8月3日の期間、「ス
「自転車は車道の左側を通行するもので、右側を走るのは道路交通法違反」。自転車利用者数は増加の一方でありながら、上記のような道路交通法の基本的ルールを知らない人が多数いる。自転車の大手メーカー、スペシャライズド・ジャパンが7月30日から8月3日の期間、「スポーツ自転車に関する実態調査」を実施して、自転車に関する道路交通法について調査したところ、基本的なルールを知らない自転車利用者が多く存在することが明らかになった。

【自転車に関する道路交通法の基本的なルール】
●自転車で歩道を通行する際は、車道寄りの部分を徐行しなければならず、歩行者の通行を妨げてはならない。歩行者の通行を妨げるような場合には、一時停止しなくてはならない
●歩道と車道の区別があるところでは原則として車道の左側を通行しなければならない。高齢者や児童、身体障害者が運転する場合、また安全に車道を通行できないなどのやむをえない場合は歩道を走行してもいい
●酒気を帯びて自転車を運転してはならない。
●夜間、自転車で道路を走るときは、前照灯及び尾灯(又は反射機材)をつけなければならない。

 上記のようなルールが設けられているが、「車道左側通行」と「歩道を通行する際、歩行者の通行を妨げてはいけないこと」については、実に約6人に1人の方が知らないと回答した。

 乗車頻度が高く、安全への意識も高いと考えられる「スポーツ自転車」ライダーの理解度だ。それだけに一般用自転車に乗っている人の理解度はさらに低いことが想定される。
 日本では自転車乗車中の交通事故は年間15万件以上も発生しており、中には歩行者との接触事故によって自分はもちろん、被害者の人生を狂わせてしまう、多額の賠償金を課せられる、などの重大なケースもある。自転車は非常に手軽で便利な交通手段だが、正しいルールを理解し、安全な運転を心掛けることが求められる。
《編集部》
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