フランスのプロロードレースチーム「Bboxブイグテレコム」に所属する新城幸也(あらしろゆきや)が、イタリア一周レースの「ジロ・デ・イタリア」(総走行距離3,418km)を総合93位で完走した。同大会は5月8日にオランダで開幕し、難関の山岳コースを通過後、30日にイタリアの世界遺産都市ベローナにゴールした。
新城のジロ・デ・イタリア完走は、昨年のツール・ド・フランスに続く快挙で、フランスとイタリアの二大大会を完走した日本人は自転車ロードレース史上初となる。さらに第5ステージではステージ3位を記録し、日本人が世界に通用することを証明した。
「ツール・ド・フランスとはまた一味も、というか全く違う(笑)世界を経験することができた。天候やコースが厳しかったのは確かだが、やはりグランツールともなると周りの選手の本気度がすさまじく、いい勉強になった」と新城。
レース期間中も自身のブログに書き込まれるファンのコメントを見てモチベーションを高めていたという。
次の目標は7月のツール・ド・フランスだ。
「まだ出場できるかわからないが、いつ呼ばれてもいいように最高のコンディションに仕上げておきたい。調子はとてもいい」
《編集部》
page top