ツール・ド・フランスに出場する新城幸也と、シクリズムジャポン代表の浅田顥が率いる自転車ロードチーム、エキップアサダ（EQA）が、ホリプロとマネジメント契約することについて6月30日に記者会見が行われた。両者とは7月1日から専属マネジメント契約が開始され、新城とエキップアサダのニーズをホリプロのエンターテイメント力で活かし、より一層日本の自転車を盛り上げていきたいという。
新城は緊張した面持ちで笑顔を見せ、「あまりこういう場に慣れていないので緊張している。昨日、ツール・ド・フランスに向けて荷造りを済ませたが、いつもと同じ荷物をいつもと同じように詰めた。日本で走っていた時に海外レースへ出発する前と同じで、全く緊張感がない。同じ日本人出場選手であるスキル・シマノの別府史之もいる。いい刺激をし合いながら、楽しんできたい」と話した。
新城のとなりにはツール・ド・フランスの出場が決定した時、涙を流して喜んだという浅田。
「エキップアサダの目標は日本の代表チームとしてツール・ド・フランスに出場すること。新城が先に出場することになり、チームは遅れをとっている。しかし、新城には、自転車最高峰である本場で活躍し、これに満足せず次のステップへ進んでいってほしい」と厳しくも優しい表情で話した。
会見には、故忌野清志郎さんに続く二代目自転車名人で、俳優の鶴見辰吾も応援に駆けつけた。新城は鶴見の紹介によってホリプロとの契約に至ったという。
鶴見は「出場おめでとう。頑張ってきてください」と激励の言葉を送った。
ツール・ド・フランスは7月4日にモナコで開幕し、23日間をかけてフランスを一周する。（岡田由佳子）
《編集部》
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