カザフスタンのアスタナチームがその財政難を解消したことで、チームの存続が決定し、ツール・ド・フランスに出場することになった。チームマネージャーのヨハン・ブリュイネールとカザフスタン自転車競技連盟との交渉が合意に至り、6月10日にチームのマネージメント会社への契約金の振込みが確認されたという。
ブリュイネールはこの件に関して次のようにコメントしている。
「今回の財政難はシーズン当初から続いていたが、解決できてうれしい。同時に困難な状況にも関らずプロとしてレース活動してくれた選手たちに感謝している。ツール・ド・フランスまで残りわずかだが、これでさらにレースに集中できるだろう。
ツールに参加できないということは想像し難かったし、このチームが世界最強であることを再確認したいと思っている。
カザフスタン政府の財政が余裕のない状況の中で、再度自転車競技に投資してくれる方向でいてくれていることを心から感謝したい。アスタナチームとして活動していることを誇りに感じているし、結果を残すことでスポンサーにも恩返しをしていくつもりだ」
《編集部》
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