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沖美穂がコーチ修業のためイタリアへ

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 全日本選手権11連覇、3大会連続の五輪出場など自転車競技の国際大会で活躍し、昨シーズン限りで引退した沖美穂が、JOC(日本オリンピック委員会)の事業のひとつであるスポーツ指導者海外研修員に合格し、5月9日にイタリアに出発。2年間イタリアの女子ロードの現場で
  •  全日本選手権11連覇、3大会連続の五輪出場など自転車競技の国際大会で活躍し、昨シーズン限りで引退した沖美穂が、JOC(日本オリンピック委員会)の事業のひとつであるスポーツ指導者海外研修員に合格し、5月9日にイタリアに出発。2年間イタリアの女子ロードの現場で
 全日本選手権11連覇、3大会連続の五輪出場など自転車競技の国際大会で活躍し、昨シーズン限りで引退した沖美穂が、JOC(日本オリンピック委員会)の事業のひとつであるスポーツ指導者海外研修員に合格し、5月9日にイタリアに出発。2年間イタリアの女子ロードの現場で修業することになった。以下は沖の報告。

 昨年10月25日の競技者引退から早いもので半年ちょっと。いつもならもうヨーロッパでレース三昧の日々を送っているところだが、この日ようやく成田空港に到着した。選手としてではなく、今度はスポーツ指導者海外研修生として日本を旅立つなんて…。昨年の今ごろは引退も想像すらしていなく、オリンピック一直線の生活だったと懐かしく思う。
「選手を引退したら1人で旅行をのんびりしてみたい」と選手のころからずっと思っていた。自分の思い描いた旅はできなったけれども、今年に入ってからもう25回目のフライトになるほど、本当にいろいろな地に行くことができた。
 全ては自転車に関連するフライトで、いろいろな人々に出会い、新しい世界にふれたりできたのでとてもいい経験になった。

 そしてあっという間に出発の日になった。完全に私は、アスリートとはほど遠い神経になってきているのが自分でも感じとれてしまう。以前はいつもどこかで選手としての緊張感があって張りつめていて、今ほど人前で笑うことはなかったけれど、今は気がつくと笑っていて楽しさも倍増。これがもし選手の時に自然にできていれば、違ったかもしれないなぁと。(後の祭りです=笑)。

 そして10日からイタリア研修開始! 今まで在籍していたチームでの研修で、おもに監督からいろいろなことを学びます。この研修が決まってすぐに、今までヨーロッパでお世話になった他のチームやナショナルチームの監督や苦楽をともにした現役選手に「沖美穂が日本からイタリアにコーチ研修に行くので、いろいろ教えてください」と手紙を出した。
 何と全員から返事がすぐに来て、「わからないことがあれば、なんでも助けるし、教える。日本人選手が美穂のように走りたいなら、いいプランがあるから遠慮しないで言ってね!」と本当に心強い気持ちを伝えてくれた。
 9年前、初めて単身ヨーロッパに乗り込んだ恐怖や不安は全くないと言えば嘘になるので言いきれないが、「きちんとヨーロッパで地に足をつけて選手ができていたんだ」と実感できたのと、同時に今まで私に関わってくれた全ての人たちに感謝しなければならないと再確認した。

 きっとこれからは同じレース会場でも今までとは全く違った景色になるだろうし、見たことも考えたこともないことの連続になるので、どんな時もしっかり受け止められるようにしていきたいというのが、出発時の素直な希望。
「あまり無理しないように」とよく言われるが、どこまでが無理かも分からないのでとりあえず元気に行ってきます!
《編集部》

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