西日本チャレンジで西加南子が優勝 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

西日本チャレンジで西加南子が優勝

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 西日本チャレンジサイクルロードレース大会が3月15日に広島県立中央森林公園サイクリングロードで開催され、女子ロードでは西加南子(フォーカス・アウトドアプロダクツ)が優勝した。以下は同選手のレポート。

 今シーズンの初レースは昨年同様に広島から始まった。強豪選手は少ないが、西日本の若手選手が揃い、力は未知数で気が抜けない。今シーズンから新体制でレースに臨むこともあり、プレッシャーがずっしりと肩にのしかかる。
 レース前日の広島は雪がちらつく寒さ。当日朝もかなり冷え込んでいた。サポートのダイワ精工社員の宇田川さんが、車で6時間かけて持ってきてくれたローラー台で入念にアップし、スタートラインに並んだ。
 参加者のテクニックが分からないので、安全のためにスタート直後の下りは先頭で突っ込む。ある程度の人数までメンバーを絞るために、その後もしばらくはスピードを維持した。仕掛けるタイミングとしては早いかと思ったが、1周目の最初の登りでアタック。

 後ろと少し差がついたので、そのまま逃げ切るつもりいたが、ホームストレートの向かい風が強いところで、後ろから来た数名に追い付かれた。ここでいったん仕切り直し。しばらく足を休め、2周目のラストの坂で勝負を賭けることにした。
 そしてラストの登りで再度アタック。1 周目の逃げで足を使っていてキレがない。それでもなんとか後ろを振り切って下りに入った。その先は向かい風が強いが、ここまで来たら行くしかない。
 ゴール前のゆるい坂を登って後ろを振り返ると、離れていた集団がいつの間にか近づいてきていた。私はヨレヨレだったが、後の集団ではゴールスプリントが開始されてさらに近づいてきた。それでも何とか両手を挙げて「フォーカス・アウトドアプロダクツ」としての初戦で優勝を挙げることができた。
 本当にホッとした。
《編集部》
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