シクロクロスW杯第3戦で二児のママ荻島美香は26位 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

シクロクロスW杯第3戦で二児のママ荻島美香は26位

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 自転車によるクロスカントリー競技、シクロクロスは11月9日にオランダのパイナッカーでワールドカップ第3戦が行われ、オランダ在住の二児のママ荻島美香(37)が26位でゴールした。荻島は第2戦をろっ骨骨折で回避したが、このレースを無事にゴールしたことで、ワール
  •  自転車によるクロスカントリー競技、シクロクロスは11月9日にオランダのパイナッカーでワールドカップ第3戦が行われ、オランダ在住の二児のママ荻島美香(37)が26位でゴールした。荻島は第2戦をろっ骨骨折で回避したが、このレースを無事にゴールしたことで、ワール
 自転車によるクロスカントリー競技、シクロクロスは11月9日にオランダのパイナッカーでワールドカップ第3戦が行われ、オランダ在住の二児のママ荻島美香(37)が26位でゴールした。荻島は第2戦をろっ骨骨折で回避したが、このレースを無事にゴールしたことで、ワールドカップランキングを27位とした。
 以下は同選手のレポート。

 前日の試走時にはドライで自転車もさほど汚れないコースだったが、夜中の雨で変貌。昨年と同様の泥の戦いとなった。泥は重いだけでなく滑りやすく、ラインを慎重に選ばないと止まりかねない。ハイスピードで突っ込むと滑るので、どこへ突っ込むか分からない怖さが私にはあった。砂地もあったが、雨で締まって走りやすい。
 スタートは三列目中央。ろっ骨骨折からまだ3週間しか経っていない私には大きなリスクを背負うことができない。もう転んでも大丈夫な時期には入っていると分かってはいても、転ぶとテンポを乱し、集中できなくなるのは明らかだ。

 そしてスタート。目前で発生した落車を2回ほど回避する。その時点で30位。自分なりにペダルを踏めるところは踏み、気をつけるところでは慎重に1人ずつパスしていった。落車した選手が私を抜いていった時に、ついていける余力もあったが、私の慎重さが邪魔をして前方に行かれてしまう。もったいなかったが、今の私には無理だった。

 それでも最後まであきらめず、さらに集中し、残り1周でも前にいる選手を捕えてかわし、26位でゴールした。
 確かに転ばなかった。でも、それと引き換えにしたものは大きかったと思う。レース中に痛みを感じることはなかったが、この3週間の練習の中で、力を入れるタイミングのずれ、バランスのずれが生じてしまった。
 もっとレースに出ることで少しずつそれらを取り戻し、内容がよくなっていけば、成績もついてくることと思う。
 1つひとつのレースを大事に、次に向かって頑張ります。
《編集部》

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