全日本選手権ロード11連覇中、シドニー・アテネ・北京と3大会連続の五輪出場を果たした女子プロロード選手の沖美穂(34=ザ・ワナビーズ・ナカマ)が今季限りでの引退を表明した。
「最終シーズンの今年が1番いい成績を残せたこと、競技者としてとてもいい時を過ごせたのも、運がよくて皆様のサポートがあったからこそと、感謝を忘れずに過ごしています。もう思い残すこと、悔いは全くありません」と語った。
最後のレースとなるのは10月25日に栃木県宇都宮市で開催されるジャパンカップ。
同選手は全日本選手権11連覇、ワールドカップのトップ10に8度入り、そのうち2度は表彰台に上った。ヨーロッパでのメジャーレース優勝の経験もある。
ヨーロッパを拠点にした27歳から日本人としての誇りを持ちながら走り、アジア勢ではだれひとりできなかった成績を残した。海外のトップ選手との親交も深く、そこで吸収したヨーロッパのレーススタイルをどうやって後輩に伝えていくかが今後の役目だろう。
《編集部》
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