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奈良ステージ優勝はサルツバーガー。山岳賞は新城

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 第12回ツアー・オブ・ジャパン、奈良ステージは19日、東大寺大仏殿中門前をスタートし、山添村布目ダムに至るコースで行われ、ウェズリ・サルツバーガー(21=サウスオーストラリアドットコムーAIS)が優勝。サルツバーガーは個人総合時間でも首位になり、その称号で
  •  第12回ツアー・オブ・ジャパン、奈良ステージは19日、東大寺大仏殿中門前をスタートし、山添村布目ダムに至るコースで行われ、ウェズリ・サルツバーガー(21=サウスオーストラリアドットコムーAIS)が優勝。サルツバーガーは個人総合時間でも首位になり、その称号で
 第12回ツアー・オブ・ジャパン、奈良ステージは19日、東大寺大仏殿中門前をスタートし、山添村布目ダムに至るコースで行われ、ウェズリ・サルツバーガー(21=サウスオーストラリアドットコムーAIS)が優勝。サルツバーガーは個人総合時間でも首位になり、その称号でもあるグリーンジャージを手にした。同チームは団体総合時間でも1位を保っている。山岳賞は新城幸也(23=梅丹本舗・GDR)が獲得した。

 奈良ステージは東大寺大仏殿中門前をスタートし、パレード走行後に山添村布目ダム周回コースに入る。コースは起伏に富み、急カーブが連続するため見通しが悪いため逃げが決まりやすい。
 レースは前半、集団から16人が抜け出した。16人は協力し合いゴールを目指す。後続集団に約2分の差をつけた。後続集団からは、数選手が先頭集団に追いつこうと飛び出したが、うまく追いつけない状況が続いた。その後も先頭集団と後続集団の差はなかなか縮まらなかった。
 レース半ば、総合成績2位の西谷泰治(27=愛三工業)が後続集団の前に出て、全体のスピードを上げた。そして、先頭集団との差は徐々に縮まってきたように思われた。
 レース後半、残り3周に入ったところでマリウシュ・ヒデツキ(27=ムロズ・アクション・ユニカ)が先頭集団から一気に前に出て集団のスピードを上げた。そのため、先頭集団と後方集団の差は広まり、最終周回に入る時点で1分以上の差を保っていた。この時点で集団の人数は16人から14人になっている。
 最終周回、先頭集団からサルツバーガーとチームメイトのキャメロン・マイヤー(20)が他の12人に約10秒の差をつけて、前に飛び出した。そして、その2人を井上和郎(27=NIPPO・エンデカ)が追った。
 ゴール手前で、先頭を走るのはサルツバーガーとマイヤー。その後方には井上がいた。マイヤーはチームメイトと競り合うことなく、サルツバーガーが先着した。
 サルツバーガーは「日本はとても素晴らしい国です。山を登っている時、声援がとてもうれしく感じた。山岳は得意ではないけれど、優勝できてとてもうれしい。グリーンジャージはできる限り守りたい」とコメント。
 山岳賞を獲得し、区間でも5位に入った新城は「奈良ステージは何度も走ったことがある大好きなコースなのでとてもうれしい。レースは、スタート直後から流れに乗ることができた。いい展開でレースできたと思う」と話した。
《編集部》

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