日本自転車競技連盟は2月5日、第29回オリンピック競技大会（北京）の代表選手選考方法を発表した。これまでは選考レースを開催し、その成績により代表選手を決定することがほとんどだったが、今回それをほぼ踏襲するのはMTBのみ。トラックとロードに関してはここまでの実績が重要視され、総合的に判断して代表選手を決定するという。
注目のロードレース男女に関しては、6月に開催される全日本選手権とともに、4月に奈良県で開催されるアジア選手権での成績も選考過程に取り入れられるという。
[第29回オリンピック競技大会の選手選考方法
●トラック
選手選考については、4つの下記基準を選考過程に取り入れ、それぞれの選考基準に基づき、総合的に判断して選考する。
選考基準（男女）
1：07年4月1日～08年3月31日のUCIトラックランキング
2：07-08UCIワールドカップシリーズ第1戦～4戦
3：UCI世界選手権（2008年3月）
4：07年全日本選手権大会（2007年10月）
●ロード
選手選考については、3つの下記基準を選考過程に取り入れ、それぞれの選考基準に基づき、総合的に判断し選考する。
選考基準（男女）
1：UCIロードランキング
男子（07年10月1日～08年5月31日）
女子（08年5月31日付）
2：08年アジア選手権＝男女（08年4月）
3：08年全日本選手権＝男女（08年6月）
●マウンテンバイク
選手選考については、前回アテネ五輪のときと同様に代表選考会は1大会のみとし、それまでの全国大会上位者、および2007年度ランキング上位者から選考する。
選考基準（男女）
協会指定選手の中から、08年J八幡浜国際クロスカントリー競技大会（5月25日・愛媛県）での日本人最高上位者とする。
●BMX
選手選考については、08年5月31日の世界選手権（中国）の成績に基づき選考する。
選考基準（男女）
強化指定選手の中から次の選考基準により順次選考する。
08年世界選手権（中国）での日本人最高順位獲得者（1/16決勝以上進出者)
08年世界選手権（中国）終了時での国際ランキング最高順位獲得者
《編集部》
page top
