沖美穂のメニキーニチームが今季初優勝を挙げる | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

沖美穂のメニキーニチームが今季初優勝を挙げる

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 女子ロードレースは5月1日にイタリアのレッジョエミリアでパパチェルビ(距離100.5km)が行われ、沖美穂(33)が所属するイタリアチーム、メニキーニのドーテ・ラスムーセン(35=ベルギー)が優勝した。以下は沖のレポート。
  •  女子ロードレースは5月1日にイタリアのレッジョエミリアでパパチェルビ(距離100.5km)が行われ、沖美穂(33)が所属するイタリアチーム、メニキーニのドーテ・ラスムーセン(35=ベルギー)が優勝した。以下は沖のレポート。
 女子ロードレースは5月1日にイタリアのレッジョエミリアでパパチェルビ(距離100.5km)が行われ、沖美穂(33)が所属するイタリアチーム、メニキーニのドーテ・ラスムーセン(35=ベルギー)が優勝した。以下は沖のレポート。

 イタリアはこの日も休日。チームメイトのオリビアはこのレース会場近くに住んでいる。そのオリビアが昨年から「イタリアで1番美味しいジェラートの店がこの街にある」と言っているので、一度は食べたいと思って、この機会に彼女の家に2日間宿泊させてもらった。
 レースはイタリアでは珍しく朝9時半スタートだった。その前に彼女の家から自転車でスタート地点まで行き、レース前に30km走った。レース前に「後半50kmからは、チーム全員で列車を作って周回するように」との指示があった。そして到着して間もなくスタートした。
 スタートして前半から速くもなく遅くもないスピードで進む。8kmの周回コースの8周目のところで、無線から「全員前に出て回れ」という指示があった。みんな集団の前方に行ったが、思ったより風はなく、列車を組んで回ってみたが、中切れはしない。
 こうしていったんペースが緩んだ時にアタックがあり、11人の逃げが決まった。私たちのチームは2人がそこに入っていて、そのアタックが最後の1周に差しかかったところで18秒差まで縮まったが、なんとか最後まで逃げ切り、チームメイトのドーテがスプリントの写真判定で優勝した。
 私たちはチームでの今シーズン初優勝に喜んだ。
 彼女も私と同じようにオーストラリアで落車。転んだ際にギヤが腕に刺さり、手術をするという大けがをして、2カ月レースを休んでいた。まだ復帰したばかりだったが、彼女はマドリードでの世界選手権で5位に入っているとても強い選手だ。デンマーク出身で苗字はラスムーセンというが、この名前は日本でいう佐藤さんや鈴木さんのように、たくさんいるそうだ。
 そして私とオリビアは帰りも30kmを自転車で戻り、この話で盛り上がりながら帰った。この日合計160km走り、遅いランチを食べ、噂に聞いていたジェラートを食べた。今までジェラートは何度も食べたが、このジェーラートは今までのは違い、とても美味し勝った。大満足してベルガモに戻ってきた。
 4日からはサンマリノでのステージレースがあるので、回復に努めたい。
《編集部》
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