4月25日に女子ロードW杯フレッシュワロンヌ開催 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

4月25日に女子ロードW杯フレッシュワロンヌ開催

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 女子ロードレースのワールドカップ第4戦、フレッシュワロンヌが4月25日にベルギーで開催され、イタリアのメニキーニチームに所属する沖美穂(33)が参戦する。この大会に挑む同選手から近況レポートが届いた。
  •  女子ロードレースのワールドカップ第4戦、フレッシュワロンヌが4月25日にベルギーで開催され、イタリアのメニキーニチームに所属する沖美穂(33)が参戦する。この大会に挑む同選手から近況レポートが届いた。
 女子ロードレースのワールドカップ第4戦、フレッシュワロンヌが4月25日にベルギーで開催され、イタリアのメニキーニチームに所属する沖美穂(33)が参戦する。この大会に挑む同選手から近況レポートが届いた。

 4月25日(水)にワールドカップ第4戦が行われる。私は15日に行われたオランダのレースを終えて、イタリア・ベルガモの自宅に無事到着し、第1監督と会った。15日のレースでは逃げ集団に加わりながらバイクのトラブルで脱落。その件で、私がこのバイクについて話そうとしたら、笑って「新しいのを作成するからもう心配するな」と言ってきた。
 でも、次のレースに間に合うかわからないとも言われた。私は焦ってない…。これがヨーロッパに来て間もなければ心配していただろうけど、こんなことは日常茶飯事。しかもここはイタリアで、日本ではない。昨年まで使用していたバイクなので、慣れているけどサドルはお疲れモード。そんななかでいいこともあった。
 4月になって私たちのチームに新しいスポンサーがついた。それはセッレイタリアというサドルメーカーだ。このブランドは日本にいる時からの愛用サドルなので、新しいものに変えてもらえるだけでうれしい。

 あとは私の体調次第。ワールドカップ第4戦のレースコースは正直言って私には向いていない。5つの丘を越え、最後に有名なユイの激坂(勾配値は確か26%)を上ってゴールする。すでに4度このレースには出場したが、最高で19位。いつも最後の坂まではトップグループでいけるが、最後はどう頑張っても遅い。観客1人ひとりの顔がはっきりわかるほどだ。昨年は日本人男性が一生懸命私のことを応援してくれいて、思わず「遅くてすいません」と言ってしまった。
 今年はチームメイトにこのレースのスペシャリストがいる。ファンのみなさんもよく知っていると思うが、ファビアナ・ルッペリーニというイタリア選手で、2度独走でこのレースを制している。
 彼女はこのレースに賭けている。今季から彼女は移籍してきたのでその性格など私はまだわからないのであれこれは書けないが(彼女については近いうちにコラムで紹介します!)、とにかく山はオートバイのように速い。ところが下りはこちらが顔を覆ってしまうほど苦手で、集団の中にいるのも不得意で、いつも最後尾。
 ということは、アシスト陣のサポートはかなりハードになる。でも彼女を最後の登りで前に連れていけば、かなりの勝率で表彰台は間違いなしだ。これは私個人の考えだが、私もこのレースではアシストでありながらチャレンジできる。彼女を全力で前に連れてさえいければ、私の結果も悪くないはずだ。

 そのために今日は最後の追い込み練習をしてきた。いつも激坂対策として利用する坂だ。15%くらいだが、私には充分な激坂で、これが900m続く。これをインターバルして、脚がなくなるまで追い込んでいく。
 感じは悪くない。しかも昨年のこのレースより今は2Kgから3Kgはウエイトが軽い。軽いから登れるかといったら間違いで、そこにパワーと集中力がいる。
 果たしてすべてうまくいくか? でも私はチャレンジするのみ!
《編集部》
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