ノルマンディーで宮澤が暫定首位も最後に力尽きる | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

ノルマンディーで宮澤が暫定首位も最後に力尽きる

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 第27回ツール・ド・ノルマンディーは大会5日目の3月30日に第6ステージを行い、積極的な逃げを試みた宮澤崇史(29=NIPPO・梅丹)が一時バーチャルリーダーになるものの、残り25kmで脱落した。前日までスプリント賞のトップを死守していた新城幸也(22=NIPPO・梅丹)も降雪という悪天候に消耗し、同2位に後退した。大会は4月1日に終幕する。

 この日はまさかの雪。208kmの長丁場が用意されたレースは、1~3度という低温と雪と雨の中で行われた。「こんな中では集団にいるより逃げたほうがマシ」と宮澤が序盤から6人のエスケープに乗る。リーダーチームのKIO-ENEは集団をコントロールするが苦戦し、残り40kmで先頭の6人に6分45秒のリードを許す。逃げグループで総合成績が最上位の宮澤は一時暫定リーダーとなり会場が沸くが、厳しい天候の中ラスト25kmで力尽き後退してしまった。
 ゴールは宮澤らを置き去りにしたベルギーのデズテル(24=ダヴィタモン)が、後続からの猛追を振り切って優勝した。総合成績はイタリア勢が沈没し、オランダのマスカント(23=ラボバンク)がリーダーとなった。後続集団に残ったチームの他のメンバーは寒さで消耗し切ってゴール。ツラいステージを終えた。
《編集部》
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