
第59回スプリンターズS(28日/GI、中山芝1200m)には、春秋スプリントGI制覇を目指すサトノレーヴ、連覇を狙うルガル、2年連続3着のナムラクレアなどが出走予定。
本記事では、出走各馬の追い切りを診断し、高評価の有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「ナムラクレア」を取り上げる。
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■ナムラクレア
早ければ3歳、遅くとも4歳中にはGIのタイトルを奪取すべき性能の持ち主の同馬。高い安定感で長きにわたって活躍してきたが、GIだとどうやっても善戦止まりに終わってしまっていた。集中力が途切れがちな故に、位置を取りにいくと取った段階で一度切れてしまう。そこから再びの動き出しが鈍くなって、不利を受けまくる状況が多かった。
しかし、ルメール騎手が同馬の主戦となり、乗り方に拘りを見せるようになったことで、徐々にだが進化を止めることなくここまできた。展開待ちの側面が強いものの、フワッと入って直線一気、今のルメール騎手の策こそが同馬にとっての最善と言えよう。
この中間は、1週前坂路で3年前の自己ベストに迫る4F49秒8の猛調教を敢行したことで、直前の冷静さと精神状態は過去イチレベル。年齢的にズブさこそあるが、どっしりした雰囲気でトレセン内でも落ち着き払った様子だったようだ。むしろ6歳秋でこれだけやれたことを評価すべきだ。流れさえ向けば悲願達成も十分。
総合評価「S」
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