
ドジャースの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、本拠地でのジャイアンツ戦に「1番DH」で先発出場。6回の第4打席に左中間への今季53号を放った。
MLB公式サイトは本塁打王争いでトップに並んだ大谷について記事を掲載。デーブ・ロバーツ監督もその働きぶりに賛辞を贈っている。
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■前日に続く逆方向への一打
前日にはクレイトン・カーショー投手のシーズン最終登板を勝利につなげる決勝弾を放っていた大谷。この日も6回に迎えた第4打席、4番手ジョエル・ペゲーロ手の5球目フォーシームを強振すると、打球速度107.4マイル(約172.8キロ)の当たりは403フィート(約122.8メートル)で左中間スタンドへ吸い込まれた。
MLB公式サイトは「ショウヘイは53本目の本塁打でナショナル・リーグ首位タイに並び、4度目のMVP獲得は目前」と題した記事を掲載。フィリーズのカイル・シュワーバー外野手に並んだ大谷について報じている。
記事内では数日前にMVP争いについて尋ねられた際のロバーツ監督のコメントが取り上げられ、「これまでの打撃の実績や今のマウンドでの実績を考えれば(大谷の)圧勝だ。考えるまでもない」と断言。「投票者のなかには最も簡単な選択肢だからといって、投票疲れにならないことを願うばかりだ」と釘を刺している。
試合後に改めて大谷について聞かれたロバーツ監督は「ショウヘイがフィールド全体を使うことが本当に好きです。どこに打っても仕留められる力強さがあるからです」と連日の左翼への本塁打にご満悦の様子。「彼は本当に危険な選手です。今年の9月は彼にとって最高の月になっていると思います」と月間打率.338、8本塁打、14打点と好調を維持するシーズン最終月の働きを称えた。
ジャイアンツ相手にカード勝ち越しを決めたドジャースは、地区優勝へのマジックを3としている。首位でのプレーオフ行きが目前に迫るなか、今季もMVP受賞が確実視される大谷が主役を演じている。
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