15歳張本美和、世界1位の孫穎莎相手に奮闘もストレート負け　早田ひな、平野美宇で逆転なるか【世界卓球】

韓国・釜山で開催中の「世界卓球2024 団体戦」は24日、決勝が行われている。日本女子は中国と対戦し、0－1となっている。

■53年ぶりの金へ15歳が1番手

日本は53年ぶりの金メダルに向けて、張本美和、早田ひな、平野美宇の布陣で挑んだ。

1番手の張本美は世界ランキング1位の孫穎莎とのマッチアップ。序盤は互角の打ち合いを見せるなか、孫穎莎の鋭いバックハンドが張本美を襲う。その後も連続ポイントが続き、巧みなサービスも織り交ぜ圧力をかけてきた相手に、5－11で失う。

第2ゲームは序盤に3連続ポイントで離しにかかるが、孫穎莎も粘り逆転。兄の智和もスタンドで見守るなか、6－8からは鋭いバックストレートを沈めるなど8－8に追いつく。しかし、8－11で第2ゲームも奪われ、後がなくなる。

第3ゲームの入りに孫穎莎からの鋭いミドルが張本美を捉える。序盤から孫穎莎の強烈なバックに押し込まれる展開が続くなか、1－4ビハインドでタイムアウトを取る。ベンチでは伊藤美誠が積極的にアドバイスを送る場面も。

タイムアウト明けのポイントを奪った張本美は孫穎莎のミドルを狙うが、相手の強固なブロックを崩すことができない。短いボールの打ち合いでも世界女王に分があり、最後は強烈なフォアドライブを決められ、4－11でストレート負けを喫した。

2番手には早田、3番手には平野が出場。悲願の金メダル獲得へ逆転なるか。

（Y.Imoto／SPREAD編集部）