【津々見友彦の6輪生活】ウェアラブルカメラで後方撮影…トランセンド「DrivePro Body 52」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【津々見友彦の6輪生活】ウェアラブルカメラで後方撮影…トランセンド「DrivePro Body 52」

オピニオン コラム
【津々見友彦の6輪生活】ウェアラブルカメラで後方撮影…トランセンド「DrivePro Body 52」
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9月2日公開の当コラムで台湾の電子部品メーカー・トランセンドのウェアラブルカメラ『DrivePro Body 20』を紹介した。今回はその第2弾『DrivePro Body 52』だ。

【津々見友彦の6輪生活】米国警察も使用するウェアラブルカメラ…トランセンド「DrivePro Body 20」

DrivePro Body 52コンセプトはBody 20と同じ。米国の警察官などのアクティブな活動場面の記録用に開発された。

Wi-Fiを備えるこのカメラの大きな特徴は、カメラ部分とスイッチのあるボディ本体が分かれていて、その間は1.2mの有線で接続されていること。カメラユニットはわずか56g(本体88g)と軽量で、カメラ部分のサイズは40mm x 40mm x 20.35mmだ。

トランセンド『DrivePro Body 52』一式

●DrivePro Body 52
本体:88.4mm x 52.2mm x 17.4mm
カメラユニット: 40mm x 40mm x 20.35mm
本体重量:88g
カメラユニット重量:56g
レンズ:F/1.8、130°ワイドアングル
マイク:内蔵
解像度/フレームレート:フルHD(1920x1080、 30fps)
動画フォーマット:H.264 (MOV:最大1920x1080 30fps)
ストレージ容量:32GBの内蔵メモリ
接続インターフェース:USB 2.0
バッテリー:リチウムポリマー(1530mAh)
電源入力:AC 100V-240V、50-60Hz(最大0.4A)
電源出力:DC 5V 2A

DrivePro Body52には、電源アダプタ、3.5mm-USBケーブル、360°回転クリップ、マジックテープ、ベルトポーチが付属する。

■背後撮影のレコーダーに

私がこのモデルに期待したのは後方の撮影だ。前方の撮影はBody 20を胸に付け、後方はこのBody 52を利用するのだ。

ボディ本体は丈夫なマジックテープとホックの付いたベルトポーチに納め、これをバックパックのショルダーベルトに付ける。カメラ本体は1.2mのケーブルを伸ばしてバックパックのポケットにクリップで挟む。左右に回転できるので、画面の水平を出して取り付ける。 

後方を撮影するためバックパックに装着

カメラ本体は付属の360°回転可能なクリップに取り付けるので、カメラを水平にセットしやすい。また付属マジックテープで固定型のホルダーでも取り付け可能。スイッチのオンオフは、ボディ本体が胸にあるので簡単にできる。

■撮影開始

ベルトポーチには凹んだ丸いスイッチがあり、これを“ピーッ”と鳴るまで長押しするとパワーオン。同時に撮影開始だ。撮影終了は再度凹型スイッチを長押しすればよい。

Body 20と同じだが、撮影中の赤いLEDの点灯はカメラ本体になるため、胸のボディで点灯の確認は出来ない。

つまりスイッチオンのタイミングを覚えていないと、現在撮影中なのか、停止中なのか分からなくなってしまう。撮影オンオフの“ピー音”は、オンとオフで違いを付けてほしいところだ。

前方は『DrivePro Body 20』で撮影

後方を『DrivePro Body 52』で撮るとこんな感じ

●スマートフォンで撮影画角、録画画面を確認可能

スマートフォンをカメラとWi-Fiで接続し、無料アプリ「DrivePro Body」で使用可能にだ。これはとても便利。カメラ設定時の“画角”も見られるし、撮影途中にトラブルが起きたときでも、その場で確認できるのだ。

解像度は設定で、フルHDの1080P(30fps)か720Pか選べる。720Pでも対向車のナンバーは読み取れる。これでも充分だが1080P(1920x1080)ならより細かく読める。動画の長さは3分、5分、10分間と細切れに分けられるが、私はデフォルトの3分を選んだ。あとからシーンを見るとき、3分が見たい場面を探しやすいからだ。

『DrivePro Body 52』設定画面

●“Loop Recording”のチョイス
メモリーがフルになると新しく上書きするLoop Recording(ループレコーディング)か、それとも録画停止にするか選べる。内臓メモリーは32GBなので長さに限界がある。私の場合は、ツーリングの記録ではなく、何か事故など起きたときの“ライドレコーダー”として使いたいので“ループレコーディング”に設定した。

●バックパックへのカメラの取り付け

後部全体が撮影できるように実際にライディング姿勢になり、スマートフォンの画面で画角をチェック。130°ワイドアングルのレンズなので、大体の向きがあっていればほとんど欲しい範囲が撮影できた。

●静止画も撮影可能
動画撮影中に、丸い凹型スイッチの下の凸型の小さなスイッチを押すと静止画撮影(200万画素)ができる。これはとても便利だ。長押しするとWi-Fiモードになる。

●撮影時間は最大3.5時間
カタログによると3.5時間の撮影が可能。3.5時間以上かかるロングライドでは全行程の撮影は無理なので、ここぞと思うシーンで撮影するしかない。また、充電しながらの撮影は残念ながらできない。これは長時間撮影時の課題だろう。

●画像削除はWindows PCで
カメラの設定や動画、静止画の確認はPCでも可能。トランセンドのサイトからアプリ「DrivePro Body ToolBox」をダウンロード。残念ながらWindowsにしか対応していない。MacでもWindowsのエミュレーターをインストールすると使えるはずなので、まず問題はないだろう。ここでは、マイクのオンオフやLED信号機を静止画で認識するための点滅サイクル(50Hz/60Hz)切り替えなどもできる。

内臓メモリーの画像データはスマートフォンで削除できない仕組みで、削除はPCでしかできない。ライドレコーダーとしては不便にも感じるが、“ループ”で記録する限り問題はない。また、記録を残したいときには、PCに接続してHDDなどに記録を残せる。

■まとめ

私は走行中の周辺の記録を残すライドレコーダーとして、しかも後方用として使っているが、もちろん前方用としても使える。
1)装着が簡単。取り付けも簡単だが、取り付けた後そのままバイクから離れられる
バイクから取り外す手間がないのがとても便利。
2)操作が簡単。スイッチをひと押しするだけで撮影のオン、オフが可能
3)鮮明で綺麗な画像。F1.8で130°ワイドアングルで鮮明な画像が撮れる
4)スマートフォンで簡単に画像チェックが可能。比較的大きな画面で動画、静止画が見られる
5)オープン価格だがネット通販で実売1万7800円(税込み)だった。リーズナブルな価格で満足している。
《津々見友彦》

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