アーセナルのベンゲル監督、W杯の出場国拡大を不安視 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

アーセナルのベンゲル監督、W杯の出場国拡大を不安視

スポーツ 短信
アーセナルのアーセン・ベンゲル監督 参考画像(2016年9月17日)
  • アーセナルのアーセン・ベンゲル監督 参考画像(2016年9月17日)
  • ジャンニ・インファンティーノ氏がFIFA会長に(2016年2月26日)
国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長が、FIFAワールドカップ(W杯)の出場国を最大48チームまで拡大させようとしている件について、アーセナルのアーセン・ベンゲル監督が持論を展開した。

以前からサッカー界では賛否両論あったW杯の出場国増。今年10月の総会で話し合われた際、インファンティーノ会長は「ポジティブな感触を得た」と手応えを口にしていた。

これに対してベンゲル監督は、「人気のために考えられているのか、サッカーのレベル向上のためなのか少々疑わしく思える」と話した。

「サッカーの向上につながるものであり、W杯がより完璧なものになると誰かが私を納得させてくれるなら、話を聞いても構わない。いまのところは納得できていない。欧州選手権は24チーム出場になった。欧州全チームのほぼ50%だ。それで試合のクオリティが大きく改善されたとは思えない」

インファンティーノ会長以下、推進派はW杯の出場枠拡大のメリットを、「自国チームが出場することにより、その国でのサッカー人気が高まり競技人口が増える。企業もスポンサーにつきやすくなる」と説明してきた。

それが単なる会長派の人気取りになる可能性が危惧される。
《岩藤健》

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