ヌネスが元女王ロンダを秒殺KO…女子格闘技は新時代へ | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

ヌネスが元女王ロンダを秒殺KO…女子格闘技は新時代へ

スポーツ 短信
アマンダ・ヌネス対ロンダ・ラウジー(2016年12月30日)
  • アマンダ・ヌネス対ロンダ・ラウジー(2016年12月30日)
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格闘技イベント『UFC207』が12月30日に行われ、元UFC女子バンタム級王者ロンダ・ラウジーが、現王者のアマンダ・ヌネスに挑み、第1ラウンド48秒でTKO負けを喫した。1年1ヶ月ぶりの試合で完敗したロンダには、引退を予想する声が挙がっている。

試合開始からヌネスが繰り出す左右のパンチを顔面にもらい、距離を詰めようと前に出るもカウンターを被弾。組み付いて得意のグラウンドに持ち込もうとするも、同じく柔道をバックボーンに持つヌネスに振りほどかれてしまう。

金網を背負ってからは一気のラッシュ。ワン・ツーが顔面をとらえ足下がふらついたところで、レフェリーが間に割って入った。

2015年11月にホリー・ホルムに敗れ王座陥落するまで、無敗の絶対王者として格闘技界の中心に君臨したロンダ。自殺も頭を過ぎったという敗戦のショックから立ち直り、久しぶりにオクタゴン復帰を果たしたが、劇的な王座奪還とはならなかった。

All Hail the Queen, @Amanda_Leoa #UFC207 #AndStill

ufcさん(@ufc)が投稿した写真 -


元最強女王の面影がない完敗にファンからは、「ホルムに負けたときは、それでも次は大丈夫だろうと思えたが今回は一方的過ぎて…」「サンドバッグ状態だったな。引退だろうな」「調整試合を挟むべきだったんだろうけど、ここまで完敗すると次は厳しいかな」「ちょっとぐらいなら殴られても大丈夫と思って前に出たら、予想以上に殴られて気づいたときには何もできなくなってた」「驚く間もないくらい一方的な展開だった。試合勘を取り戻せばとか、次やればとかという言葉も出てこない」などの声が寄せられている。

女子格闘技界を引っ張ってきたミーシャ・テイト、ロンダを連続で破ったヌネス。試合後には、「ロンダ・ラウジーは偉大な功績を残してきた選手だが、いまは私の時代だ」と女子格闘技新時代を高らかに宣言した。

UFCは男子2階級制覇王者のコナー・マクレガーとともに、ロンダに団体を引っ張ってもらいたいと期待していた。試合前のプロモーションでは、この試合がロンダの復帰戦であることを大きく扱い、ヌネスは脇役のような扱いに回らされた。

「この試合が決まったときから、そうなるのは分かっていた。勝てることもね。私が地球で最強の女よ。ロンダは引退して映画にでも行けば良い。この階級には私がいるわ」

近ごろ王座交代が続いていたUFC女子バンタム級。果たしてヌネスは安定政権を築けるか。
《岩藤健》

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