ポルトガル代表は6月18日、サッカー欧州選手権(EURO)でオーストリアと対戦し0-0で引き分けた。2試合連続引き分けのポルトガルは勝ち点2で、グループF3位となっている。
今大会でポルトガルは対戦相手に恵まれたグループと見られていた。だが2戦勝ち星なしに終わり、国内からは同国代表FWクリスティアーノ・ロナウドへの批判が出ている。
こうした状況を受けてポルトガルのフェルナンド・サントス監督は、「ロナウドは今度こそゴールを決める」と変わらぬ信頼を語った。
「クリスティアーノ・ロナウドのような選手にとって、得点できなければ落ちこんで悲しく思うのは普通のことだ。彼は偉大な勝者であり素晴らしい選手だ。とにかく点の取り方を心得ている。クリスティアーノの大きな武器は、様々な形で力強く反応することだ」
ロナウドは2015-16シーズン開幕前、ポルトガル代表でゴールを挙げられないままレアル・マドリードに合流し、リーガ・エスパニョーラでも2試合無得点に終わった。それでも第3節のエスパニョール戦で5得点を記録、当時ささやかれたスランプ説を一蹴している。
「たいてい疑問を突きつけられるのが得点だ。いつもその話になるし、今季も話題になった。そのあとでクリスティアーノは1試合で5得点した」とサントス監督。笑顔で「間違いなく次の試合で得点するさ」とエースへの期待を語った。
《岩藤健》