大型補強の甲斐なく打線が沈黙を続けるオリックス。この試合では初回に先頭のエステバン・ヘルマンがヒットで出塁、すかさず盗塁も決めノーアウト二塁とする。バントで送られ1アウト三塁に変わり、3番・糸井嘉男が犠牲フライ。初回に先制点を奪った。
これで流れが良いほうへ向かうかに思われたが、その後は上沢の前にヒットが出ない。初回にヘルマンが打った後、八回にT-岡田が打つまで無安打が続く。オリックス打線は早いカウントから振っていくが、それは積極的に打つというより、なんとか1本欲しい焦りから来たボールすべてに手を出しているようだった。
我慢の投球を続ける上沢に援護点をプレゼントしたい日ハム打線は七回、5番指名打者のジェレミー・ハーミッダがライトスタンドに同点のソロホームラン。これでハーミッダは開幕から7試合連続安打。
一気に攻めたい日ハムは2アウト二塁で中島卓也の打席。ディクソンの変化球を叩いた打球は、小谷野栄一が待つ三塁へ転がる。小谷野これを身体で止めるもキャッチできず、慌てて一塁へ送るが悪送球になり、ワンバウンドしたボールをファーストの中島裕之も止められない。
エラーにエラーが重なり、オリックスが勝ち越し点を献上した。
記録は小谷野のエラーだが、送球を後ろへ逸らした中島にも「中島はワンバウンド送球全く捕れないし、へルマンサードにしても同じような送球は来る」「ワンバウンドで、しかも決してスピードの速くない送球でしたから、あれはベースにこだわらずに体で止めたいところ」「小谷野の送球も大概だけど、 点取られたのは、中島がグローブで取りに行ってるせいだろ」と、ファースト慣れしてない部分が出たとファンは守備に不安を隠しきれない。
このあとさらに1点を追加した日ハム。連勝を3に伸ばし「開幕から、初めて地に足がついた試合でした!」「内容的にも、文句はありません」と、ファンも上機嫌だ。
4月3日【Game 7/5-2-0】オリックス・バファローズ 1-3 北海道日本ハムファイターズ【勝】上沢(1-0-0)【負】ディクソン(0-2-0)【本塁打】ハーミッダ(1)=球団通算7500号#EZOlution #伝説を作る準備はできた
Posted by 北海道日本ハムファイターズ on 2015年4月3日