
第25回アイビスサマーダッシュ(3日/GIII、新潟芝1000m)には、スプリント重賞2勝のピューロマジック、韋駄天Sで3馬身差の圧勝を収めたテイエムスパーダ、前走が初の1200mで久々の好走を果たしたコラソンビートなどが出走予定。
本記事では、出走各馬の追い切りを診断し、高評価の有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「モズメイメイ」を取り上げる。
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■モズメイメイ
2桁着順続きではあるものの、2走前のGI高松宮記念は掘れた馬場を気にして競馬にならず。前走のGIII北九州記念は直線で目の前の馬がバテて下がってきたことで進路がなくなり万事休す。共に力を発揮できたとは言い難く、今回は改めて精査するべきだろう。
そもそも、ほぼほぼ全てが好転する今回がタイミング的には見直し時。舞台は自身のスピードがもっとも生きる超高速馬場での1000メートル戦。やや不器用なのか、度々コーナーワークに課題を見せることを踏まえれば、ひたすら真っ直ぐな直線コースというのも願ったり叶ったりだ。伊達に昨年の勝ち馬ではない。
この中間は、嫌が応にも代謝が上がる暑い季節ということで、いつもなら硬さの出やすい同馬がそんな素振りもなく、大きく全身を使ってのびのびと登坂。また、最近だと舌を出していたりで集中力散漫な姿ばかりが目についていたが、今回はハミをグッと噛んで、とにかく反応がシャープ。その証拠となるのが、1週前にマークした自己ベストの1F11秒6。シッカリと溜めが効き、その上でいつも以上の可動域で弾けたからこその結果。心身ともに高いデキにある。昨年より斤量が1キロ増えるが、侮るなかれ。
総合評価「A」
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