
総合格闘家でUFCフライ級6位の平良達郎は2日(日本時間3日)、米国ラスベガスのUFC APEXで開催される『UFCファイトナイト』のメインイベントで“MMA10戦無敗”のパク・ヒョンソン(韓国)と対戦する。
同試合は当初対戦予定だった同級4位アミル・アルバジ(イラク)の欠場により、大会直前に急きょ対戦相手が変更となった。平良のUFC8戦目を海外ブックメーカーはどう見ているのか。
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■9戦連続フィニッシュの難敵パクと対戦
大手ブックメーカー「Bet365」は、7月31日(同1日)時点で平良勝利に「1.28」、パク勝利に「3.75」のオッズを設定。平良が手堅く勝つ可能性が高いとの見解を示した。
決着予想では、平良の一本勝ちが「2.50」ともっとも高く、その次が平良の判定勝ち「2.75」、パクの判定勝ちが「7.50」、平良のKO勝ちとパクの一本勝ちが同率で「9.00」、パクのKO勝ちが「13.00」となっている。
ラウンドごとのベットでは平良、パクともに早期決着の可能性が一番高く、平良が1回「4.75」、2回「6.50」、3回「10.00」、4回「17.00」、5回「23.00」という結果に。パクは試合前インタビューで2、3回のKO勝ちを予告していたが、2回は「19.00」、3回は「31.00」と可能性は低いと見られている。なお、判定の場合も平良勝利が「2.75」、パク勝利が「7.50」と全局面で平良優位との見方をされている。
戦績は25歳の平良がMMA16勝(5KO、一本勝ち7)1敗に対して、30歳のパクは10勝(4KO、一本勝ち5)無敗。ノーランカーながら、UFC3連勝を含む9試合連続フィニッシュ中の難敵だ。打撃でも寝技でも勝ち切ることができる強さがあり、ブックメーカーの評価以上に懸念の声も多い。
平良は2024年10月に行われた前戦で当時の同級1位ブランドン・ロイバル(米国)と対戦。判定1ー2でプロ初黒星を喫した。再起をかけた平良は「前回の試合で学んだことをパク選手にぶつけたい」とし、パク戦後にはトップランカーと一戦を挟んで王者挑戦も視野に入れている。
驚異の決定率90%を誇る強敵にオッズ通りの快勝を収めることができるか。大注目の一戦となる。
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