伊藤美誠は「新しいサイクルの到来で状態が低下した」　まさかの五輪単代表落ちに中国メディアも驚き【全日本卓球】

東京体育館にて開催中の「2024年全日本卓球選手権大会」は26日、女子シングルスの6回戦が行われ、伊藤美誠は、木村香純と対戦。ゲームカウント3－4で敗れ、準々決勝進出を逃した。

■平野美宇との争いに敗れる

今大会最大の注目となっていた平野美宇と伊藤によるパリ五輪シングルス出場権をかけた戦い。平野がベスト8まで進んだのに対し、伊藤はラウンド16で終戦。平野が五輪出場権を確実にする形となった。

シングルス出場を逃した伊藤に対し、中国メディアも関心を寄せている。

『捜狐』は、「伊藤美誠は号泣で目が真っ赤に。五輪シングルス出場逃し、団体断念の可能性も」と見出しを打ち、試合後の伊藤の様子を伝えている。

記事では前回の東京五輪で3つのメダルを獲得した伊藤に対し、「当時、彼女が2024年の五輪シングルスに出場できないとは誰も考えなかった」とコメントし、まさかの結末を迎えた今回の選考争いに言及。

また、張本美和など新世代が台頭する卓球界の入れ替わりに対し、「新しいサイクルの到来で、伊藤美誠の状態は急激に低下した」と伊藤の変化を挙げる。さらに、「彼女は対外試合でも中国の主力選手に勝つことができなかった」と国際大会でも不振だったとみている。

中国でも驚きをもって伝えられた伊藤の敗退。はたして、今後焦点となる団体戦への選出はあるのだろうか。

（Y.Imoto／SPREAD編集部）