【津々見友彦の6輪生活】リアルタイム位置情報共有アプリ「グリンプス」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【津々見友彦の6輪生活】リアルタイム位置情報共有アプリ「グリンプス」

オピニオン コラム
リアルタイム位置情報共有アプリ「グリンプス」
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自転車ツーリングは一人でも楽しいが、仲間がいるとさらに楽しい。以前から何度も書いたが、複数の仲間と走るとなぜかはぐれることが多い。ふたりでのツーリングでもはぐれるぐらいだから。

そのために無線や携帯電話、さらには前にご紹介した「BONX」のインターネット通信システムなどが有効。

ただし、これらの通話システムではどちらもその度に話をしなければいけない。そして、現在位置の説明が必要。相手に自分の位置を伝えるのに、現在位置を知る必要がある。ナビゲーションを見たり、近くの目標物を確認して相手に知らせなければならず、結構面倒。

だが、これからご紹介するシステムはビジュアルを見ているだけで、一目瞭然で位置関係が分かる抜群なシステムなのだ。


【Glympse(グリンプス)】

このアプリは古くからあるものだが、年々改良されてとても使いやすくなった。iPhoneやアンドロイド、どちらも使える優れものだ。もちろん、MacでもWindowsでも見られる。

都度改良されて使い勝手が向上


アプリをインストールしたスマホから、位置情報を送りたい相手にメールもしくは相手の携帯番号に発信するだけだ。この時、何分間位置情報を送り続けるかを設定できる。最大4時間だが、ミニマムは5分で、その後は1分刻みで設定可能。

受信者はメールかSNSでURLを受け取る。そのため、スマホの他にMacやWindowsでも受信できるのだ。

■自分と相手が同一地図画面に

優れていることのひとつに、同じ地図に自分と相手の位置が同時に見られるので、とても分かりやすい。自分に向かって相手が近づいてくるととても嬉しい気持ちになり、つい画面に見入ってしまう。

一緒にツーリングしているとき、前後に相手が見えなくなっても、地図の中に相手が見えているので安心だ。あっ、少し遅れているな…とか、コンビニで止まっているからトイレか補給中だな…などと分かるので不安がない。

同じ地図で、自分と相手の位置を確認できる


■走行スピードと進行方向、さらに通過奇跡も表示
矢印の方向で進行方向も表示され、軌跡も残るので経路も見える。しかもその時のスピードもリアルタイム(1~2秒程度のタイムラグはあるが)で表示される。30km/h以上の速度だと下り坂かもしれない。また遅い時には上りかな?と苦しさも伝わる。

■イライラしない集合場所での待機
朝の集合場所で待っている時、全員の行動が確認できる(複数同時に利用可)。何もせず、ただ待っているとイライラして結構ストレスがあるが、グリンプスならどのあたりに居るのか確認でき、おおよその到達時刻もわかるので少しも焦らない。逆に、あっまだ遠いな…などとわかるため、ちょっとコンビニやトイレに行く時間も読めるのだ。

■最高なのはグリンプスとBONXの組み合わせ
私がいま無敵だと思っているのが、このふたつの組み合わせだ。地図画面で移動状況を見ながら、同時にBONXで通話する。まるで一緒に走っている感覚だ。先行していても、「もう少し行くとある左の公園で休憩」などと隣にいる人に話しかける感覚で話ができる。

私の友人が40km先の自宅までひとりで帰っていった。道中、グリンプスからの地図を自宅のPCで見ながら20kmも先の友人とBONXで話をし、Googleのストリートビューで同時に見ていると、まるで自分も一緒に走っている感覚でとても楽しかった。

■無料の高性能アプリ
現在、個人で使っている限り無料なのは嬉しい。しかも高性能だ。これからのグループツーリングにはどちらも手放せないITガジェットだ。ひとつだけ問題があるとすればiPhoneなどスマホのバッテリーの消耗が激しい。やはり、充電用のバッテリーの携帯は必須だ。さらに携帯電話の電波も必須だ。
《津々見友彦》

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