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【山口県ツアー後編】岩国・周南エリアで絶景を満喫…地元料理に舌つづみ!

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夕日岬
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こんにちは。編集部のヤマモトは昨年11月に山口県に行ってきました。魅惑の山口県ツアー後編です!

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16:40 笠戸湾の絶景を堪能…夕日岬、国民宿舎

ライトに照らされた笠戸大橋を渡った先にあるのは笠戸島。1970年(昭和45年)に完成した笠戸大橋により、本土との行き来が容易になってからは産業が活発化しました。ここでは地元カメラマンの廣中さんの案内で夕日を拝みます。

その昔、神功皇后さまがこの島で一晩お休みした際、朝焼けの美しさに目を奪われ、笠を宿の戸口に置いたまま出帆されたことから笠戸島と呼ばれるようになったそうです。そんな逸話が残り今でも、絶景として存在する場所が夕日岬

名前は知らずとも、穴の空いた岩から夕日がのぞき込んでいる写真を見たことのある人は多いと思います。山口県ツアーの目玉スポットと思っていた私は、嬉々としてクルマを降りました。


まったく夕日が見えない!

あいにくこの日は雨…。

常日頃から清く正しく生きているはずなのに、この天候はおかしい…。

曇り写真ばかり載せていても仕方ないので、前日に廣中さんが撮影したとっても美しい夕日を載せておきましょう。

夕日岬
撮影:廣中さん

廣中さん「この穴あき岩は『はなぐり岩』と言って、海水の侵食により奇跡的にできた岩です。多い時は、ここにカメラマンがずらっと並んでいますね。まあ、今日は曇っているのでいませんが」

ヤマモト「こんなはずじゃなかった…」

傷心気味で向かった先は国民宿舎大城です。1971年(昭和46年)に開業し、昨年11月にリニューアルオープンしたばかり!

国民宿舎大城
到着したときは真っ暗でした
画像提供:山口県広報広聴課

フロントを通ってロビーに行くと、なせか新幹線の座席が…?

山口県下松市には新幹線の車両製造を行なっている日立製作所笠戸事業所があるため、そのご縁で700系のグリーン車の座席が置いてあるのです。

私はグリーン車なんて人生で一度も乗ったことがないので、ここぞとばかりにグリーン車気分を満喫してきました。日中は座席から見事なオーシャンビューが望めます。

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夕食の前に、下松市栽培漁業センター所長の久山裕司さんから「笠戸ひらめ」のお話を聞きました。

下松市栽培漁業センター所長の久山裕司さん

久山さん「下松市水産振興基金協会が市の委託を受けて栽培漁業を行なったのが始まりです。そもそも栽培漁業の始まりは、昭和30年後半~40年にかけて、公害被害で水産物が壊滅的な状態になってしまったのです。そこで人間が、海に魚が戻ってくる手伝いをしようと全国に栽培漁業の施設を作っていきました」

ヤマモト「なぜひらめを選んだのですか?」

久山さん「戦前から笠戸湾周辺は、ひらめがたくさん獲れていたのです。ここでは卵から育てる種苗生産、中間育成、放流を行っています。実は栽培漁業については学校で習っていない年代の方もいます」

ヤマモト「そうなんですか?私は小学校で習いました」

久山さん「なので、栽培漁業を知ってもらうために20年前から広報啓発活動を行い、養殖を地域の観光に役立てようと思いました。笠戸ひらめは市民が育てたブランドなのです。ひらめのエサやり体験や、さばき方教室を開催しています。そして15年前からひらめを市外に出すのをやめました」

ヤマモト「えっ、おいしいのに?」

久山さん「市役所の方からも反対の声があがりました。理由は従来の放流事業に専念するためです。5年前から“地産地消”という言葉が使われるようになってから、反対の声は収まりました(笑)」

ヤマモト「なるほど」

久山さん「地元の魚を、地元の人・空気・風景の中で食べることが一番美味しい食べ方だと思うんです。私たちはそのことをひらめを育てる目的としました。現在では年間2万5000匹のうち90%が笠戸島、10%が下松市と周南市で消費されています」

ヤマモト「笠戸ひらめはここでしか、ここに来ないと食べられないということですね」

ご馳走になった和の膳「大城」

久山さん「私たちは、自分の家族に不安なく食べされられる安全な魚を作りたいと思っています。5年前から、ひらめにクドアという寄生虫がつくとそれを食べた人たちが食中毒を起こすという事態が起こっていますが、笠戸ひらめの養殖場はクドアをシャットアウトする設備を持っているので、うちのひらめを食べても食中毒にはなりません」

ヤマモト「素晴らしい」

久山さん「そして、私たちが公益社団法人だということです。普通、養殖は利益事業ですよね。私たちは地産地消で市を活性化させているということで、公益事業として活動しています。利益を出してはいけないんです。だから原価で売ることができています。おそらく、ひらめは笠戸が一番安く買えます」

ヤマモト「それはいいですね(笑)」

久山さん「また、5年前からエサを変えたんです」

ヤマモト「思い切りましたね」

久山さん「今、流行りの瀬戸内レモンがありますよね。瀬戸内レモンやかぼすなど柑橘類を食べさせるようにしました。これで魚の臭みが消え、新鮮さを持続させるための効果も見られました」

ヤマモト「臭みが苦手で魚を敬遠する人もいるので、臭みのカットはかなり重要になりますね」

と、ここで話が終わったかと思いきや、おもむろに切り出す久山さん。

久山さん「…まあ、ひらめはどうでもいいんです。山口県に来たら何を食べたいですか?」

ヤマモト「フグですね」

久山さん「でしょ?でも下関では1匹もフグは育ててないんですよ。遠州灘(静岡県~三重県周辺の海域)で獲れたフグを下関に運んで、東京・大阪に持っていくんですよ」

ヤマモト「そうだったんですね」

久山さん「そこで山口県産のトラフグを作ろうということで、15年前からフグの養殖を始めたんです。年間12万匹作っているんですよ。でも、売れんのです。しかし、来てくれる方に山口県産の魚を食べさせるのが、僕ら生産者の仕事だと思っています。それを漁師さんと共有していくのが僕らがやるべきことです」

ヤマモト「なるほど。ひらめ以外の他の魚も楽しみになってきました」

久山さん「タコがおすすめです!タコを食べてください!」


そう久山さんが主張してくるので、何よりも先にタコをいただきました。私は食レポが致命的にヘタなのでうまく伝えられませんが、今まで食べたどのタコよりも美味しかったです。

20:00 工場夜景ファン必見の周南コンビナート

美味しい料理を堪能した後は、周南コンビナートの夜景を拝みに行きます。

風が強くてとても寒いですが耐えます…。

周南市観光交流課によると、周南コンビナートが観光資源化したのは2010年(平成22年)。翌年からは夜景観光ツアーや宿泊プランも設定され、日本夜景遺産に認定されています。

工場夜景で有名な神奈川県川崎市、北海道室蘭市、三重県四日市市の仲間入りを果たし、今では日本七大工場夜景都市と呼ばれるほど有名な工場夜景スポットとなっています。一昨年には第5回全国工場夜景サミットが周南市で開催されました。

夜景を撮影するというのに、私は三脚の用意を忘れました。致命的なので、読者の方に同じ失敗は繰り返してほしくありませんが、もし三脚を忘れてしまった場合はセルフタイマー設定にすることをオススメします。シャッターを押すときのブレが少なくなります。

3カ所の夜景撮影スポットに連れていっていただきました。海辺でとてつもなく風が冷たいので防寒はしっかりと。

私のようにペラペラなジャケットでいくと冬場は凍えます…。


晴海親水公園です。

なんて美しい…。工場夜景初めて見ましたが、これは魅了される人が多いのもわかります。ただ海辺なのでめちゃくちゃ寒いです。

高さ200mの煙突を写真に収めることができます。ご覧の通り、私はせっかくのベストポジションを台無しにする写真を撮りました。

橋上はクルマも通るので、撮影の際は十分に気をつけてください。それにしても工場夜景は最高!

寒さに悶えながらも、JR徳山駅近くのホテルに到着。かなり充実した、内容の濃い1日でした。前後編となった山口県ツアー。クルマで山口県東部を回るときにぜひお勧めしたいルートです!
《山本有莉》

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