ナダルが全豪3年ぶりの4強、故障からカムバック「こういう瞬間があるから頑張れる」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

ナダルが全豪3年ぶりの4強、故障からカムバック「こういう瞬間があるから頑張れる」

スポーツ 短信
ラファエル・ナダル対ミロシュ・ラオニッチ(2017年1月25日)
  • ラファエル・ナダル対ミロシュ・ラオニッチ(2017年1月25日)
全豪オープンテニスは1月25日に男子シングルス準々決勝が行われ、第9シードのラファエル・ナダルが第3シードのミロシュ・ラオニッチに6-4、7-6、6-4のストレート勝ちを収めた。

3年ぶりの全豪オープンベスト4進出を目指したナダル。その前に立ちはだかったのは第3シードのラオニッチだった。第1シードのアンディ・マレー、第2シードのノバク・ジョコビッチが敗退したため、勝ち残った選手の中では最もシード順の高い選手になる。

第1セットはビッグサーバーのラオニッチがサービスゲームをキープし、ナダルも譲らない展開が続く。だが一進一退の攻防で先にブレークしたのはナダル。そのままセットを奪う。

第2セットでナダルはセットポイントを握られるも、気が逸ったかラオニッチがダブルフォルト。窮地を脱したナダルがタイブレークでセットを奪う。

第3セットもナダルの勢いは衰えず、マッチポイントを握ると一回で取り切った。

長くケガとの戦いに苦しんできたナダル。グランドスラムでのベスト4進出は優勝した2014年の全仏オープン以来。試合後のインタビューで「自分を疑ったことはなかったですか?」と聞かれたナダルは、「それは普通のことだよ。僕は勝ってるときだって疑いの気持ちを持っているんだ。それがあるからこそもっと練習しようと思える。だけど、こういう瞬間があるから頑張れるんだ」と答えている。

準決勝で対戦する第15シードのグリゴール・ディミトロフについては、「グリゴールは素晴らしい選手。彼が次のトッププレーヤーだと多くの人が思っていた。今シーズンの彼は素晴らしいスタートを切っている。彼は非常に良いプレーをしているし、とても自信があるだろう。タフな試合になるはずだ。僕は自分のベストなテニスをする必要があるだろうね」と話した。


この試合で全豪オープンの通算勝利数を50としたナダル。完全復活を予感させる勝利にファンからは、「これはフェデラー対ナダルあるな」「ナダル勝っちゃったよ。ベスト4だよ」「ナダルも帰ってきた!」「ナダル強すぎるでしょ!!」「2009年以来のフェデラー対ナダルにより決勝が見たい」との声が寄せられている。
《岩藤健》

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