室伏広治、アスリートファーストの視点で東京五輪・パラリンピックのサポート誓う | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

室伏広治、アスリートファーストの視点で東京五輪・パラリンピックのサポート誓う

スポーツ 短信
フランス大使公邸の新年会に出席した室伏広治。左は元横綱大乃国
  • フランス大使公邸の新年会に出席した室伏広治。左は元横綱大乃国
  • フランス大使公邸の新年会に出席した室伏広治
  • フランス流新年会に登場した室伏広治。左は元横綱大乃国。右はラグビーの大野均
  • 一般の招待者とカメラに収まる室伏広治
陸上競技ハンマー投げの金メダリストで、東京五輪・パラリンピック組織委員会スポーツディレクターの室伏広治氏(42)が「開催費負担など東京都・組織委員会・政府の三者で今後も話し合いを続けるが、アスリートファーストの視点で大会をサポートしていきたい」と語った。

パイ菓子のガレット・デ・ロワを楽しむフランス流の新年会がティエリー・ダナ駐日フランス大使の主催によって1月17日に大使公邸で開催され、会場を訪れた同氏がコメントした。

組織委員会スポーツディレクターとは、大会における競技運営計画の責任者として、国際・国内の各競技団体、各国オリンピック委員会、各国パラリンピック委員会などとの調整を行って行く役割。そして組織委員会における競技部門の顔として、対外的な情報発信の役割を担っていく。

この大役に就任した室伏氏は、1995年から2014年まで陸上競技の日本選手権でハンマー投げ20連覇の偉業を達成。2004年のアテネ五輪では金メダルを獲得。さらに2011年の世界陸上韓国テグ大会で優勝。2016年に引退した。陸上競技をはじめとした国際スポーツ界での認知度も高く、流ちょうな英語を操って大会をピーアールしていくのは適役。

大学ではスポーツサイエンスを専攻し、陸上競技以外の五輪種目にも詳しい。東京医科歯科大ではスポーツの分野での医歯学と科学を連携させる「スポーツサイエンス機構」において、スポーツ科学部門を担当するスポーツサイエンスセンター長に就任。動作解析研究のほか、けがの予防、故障からの復帰などの面からアスリートを支援する態勢作りを目指している。

組織委員会スポーツディレクターには現役時代の2014年に就任。室伏氏はアスリート委員会と連携して、アスリートの意見を大会運営全般にわたり反映させ、東京都の小池百合子知事が掲げるアスリートファーストの大会の実現を目指していく推進者となる。
《山口和幸》

編集部おすすめの記事

page top