御手洗冨士夫ラグビーワールドカップ2019組織委員会会長「2019年大会の経済効果は4200億円と推定」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

御手洗冨士夫ラグビーワールドカップ2019組織委員会会長「2019年大会の経済効果は4200億円と推定」

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御手洗冨士夫ラグビーワールドカップ2019組織委員会会長「2019年大会の経済効果は4200億円と推定」
  • 御手洗冨士夫ラグビーワールドカップ2019組織委員会会長「2019年大会の経済効果は4200億円と推定」
スポーツ・文化・ワールド・フォーラムが開催されている。20日、都内で行われた基調講演には、安部首相がコメントを寄せるなど、国を挙げた情報発信の場となっている。

ラグビーワールドカップに向けては、2019年に向け、アジア初のラグビーワールドカップの開催国となる日本。ラグビーの普及促進及びラグビーワールドカップの開催がもたらす国内外の社会的・経済的な発展の可能性等について議論が行われた。

参加したのは、ワールドラグビー会長のビル・ボーモント氏、岡村正 日本ラグビーフットボール協会会長、御手洗冨士夫 ラグビーワールドカップ2019組織委員会会長など。

御手洗冨士夫会長***

2019年のラグビーW杯、2020年の東京五輪、2021年の関西ワールドマスターズゲームズと、3年連続でスポーツの大イベントを開催する予定になっています。これを機会にレガシープログラムの用意をと考えております。

2015年ラグビーワールドカップ、日本対南ア戦は私も見ましたが、心の底から感動しました。この感動の要因は、世界で一番厳しいという練習を通して、強い心で小さな体でも大きな選手に勝てることを示した日本チームにあると思います。

2019年には日本でふたたび感動や興奮が起こるでしょう。またラグビーワールドカップの経済的な意義もあると考えています。

日本大会の経済効果は4200億円と推定するものもありまして、小さいものではありません。地方創生、震災復興も含めて考えています。

日本でのラグビーワールドカップは2019年9月20日から11月2日、12都市で行われ、20チームが参加します。外国から多くの人々が来訪し、国際交流を深めるという利点を活用していきます。

キーワードはコネクト、クリエイト、そしてゴーフォワード。前進するということです。

コネクトということでは震災復興、地方創生を後押し、インフラ整備、アジア各国との交流に努めてまいります。

クリエイトでは、ホストとしてふさわしい環境整備、ホスピタリティの精神を発揮していきます。

ゴーフォワードでは、何よりも強い日本ラグビーの展開で、未来の創造に向かいます。また、日本のスポーツビジネスの発展にも活用していきます。

そのため、公認チームキャンプ地の選考を進めます。開催準備委員会を立ち上げており、機運作りを進めます。テストマッチの開催なども行います。

また、2017年5月に試合組み合わせ抽選会を開催します。抽選により、日本大会の関心が一挙に高まると見られます。世界に向けて日本大会の魅力をアピールしていきます。

レガシープログラムという形で、子供むけのプログラム、教育プログラムの展開、アジアでの指導者育成、スポーツビジネスの構築などを実行につなげていきます。

ラグビーは、長年にわたり企業のサポートがあったものです。企業の努力がスポーツ水準の向上に直結することを世界にアピールしてまいります。
《編集部》
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