IOCのバッハ会長、ドーピング告発のステパノワに感謝も…リオ五輪出場は「NO」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

IOCのバッハ会長、ドーピング告発のステパノワに感謝も…リオ五輪出場は「NO」

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ユリア・ステパノワ
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国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は7月31日、理事会後の会見でユリア・ステパノワの勇気ある告発に感謝したが、リオデジャネイロ五輪出場は認められないとの立場を改めて明かした。

ロシア出身のステパノワは陸上の女子中距離選手として活動していたが2013年、ドーピング違反により2年間の出場停止処分を受ける。その後、彼女は夫とともにドイツのドキュメンタリー番組に出演、ロシアのスポーツ界では日常的にドーピングが行われていると告発した。ロシア政府はステパノワを「裏切り者」と呼んだ。

「役員会はドーピングに対する戦いにおける、ステパノワの貢献に感謝する」とバッハ会長。一方でリオ五輪出場に関しては、過去に違反歴がある選手は出場させられないとの立場を堅持する。

彼女は夫のビタリーとともに、リオ五輪参加を直訴する書簡をIOCに送ったが、すでに最終判断がなされているとして今回の理事会では議題に上がらなかった。
《岩藤健》

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